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闇と炎の蓬莱伝
紅魔ーscarlet devilー
act2

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屋敷内に侵入した御影は手当たり次第探索していた。
途中、侵入者である御影を探す屋敷のメイドを見かけたが裏社会で磨き上げた隠密技術で見つかることはなかった。

御影「しかし、内装まで紅いか。ここの主は余程血が好きと見える」

??「まぁ、吸血鬼だからね。」

御影「!!!!」

御影が振り向くと、自分より少し下くらいの少年がいた。

蓮斗「こんにちは、侵入者さん。僕は神崎蓮斗、君には大人しく捕まってもらうよ!!」

蓮斗と名乗る少年は手から炎を出して御影に投げつけた。
御影は抵抗するでもなく、まともに炎を受けた。

蓮斗「避けなかった?なんで…………!!!」

蓮斗は目を丸くした。
炎から御影が何事もなかったかのように出てきたからだ。

御影「……………これでも死ねないのか」

蓮斗「どうして?僕のパイロキネシスをくらった筈なのに」

御影「蓬莱の薬とやらで不老不死になったからな。探し物が見つかったらまたくらってやるよ。その時はちゃんと死ぬからな」

御影は逆棘付きのピックを蓮斗に投げつけた。

蓮斗「うわ!なんでこんな危ない物持っているの!?」

しかし、ピックは方向を変えて蓮斗のすぐ側の壁に刺さった。
しかし、御影はすでにそこにはいなかった。
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