復讐ーrevengeー
act3
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ーーーーー町外れ、墓所
??「皆、仇は討ったよ」
少年は大量の返り血を浴びながら、墓所の隅の墓の前に立っていた。
手には、今は亡き家族と自分の写った家族写真が握られていた。
??「もう…………生きる理由はなくなった」
少年は短刀の切っ先を自分の胸に向けて…………
ドスッ!!!
少年は自分の命を投げ捨てた。
程なく、雨が降り横たわる少年に傘をさした女性が近付いた。
?「何年ぶりかに会いに来てみれば、まさか死んでるなんてね。あなたの息子、まるでハムレットを演じているかのようね」
少年はまだ微かに息があった。女性は何かを弄るように指を動かし、少年は空間に出来た裂け目に落ちていった。
?「あなたはこの結末を望んでいたでしょうけど、周りは認めないわ。あなたの物語をハムレットで終わらせるわけにはいかない。彼女達の分まで生きてもらうわ」
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