第三章
信じてはもらえないかもしれないが彼はクッキーが作れる。
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
元同志はそう言い残すとバタリ、と音をたて前のめりに倒れこんだ…。そして由比ヶ浜さんもそれに続き、床に膝を着く。
それにしても由比ヶ浜さんは自分が食べることができないものを人に食べさせるなんて嘗めたことを…、俺が一番大切なものが入ってると勘違いしたのは塩とコーヒーの塊だったようだ。…と、言うか、あの白い山は塩だったことに驚きだ。…ただ、自分もクッキーを初めて作ったときに塩と胡椒を間違えたことがあるから余り強くは言えないが…。
だが、この絵面どっかで見たことある気がするなぁ…、何だっけか?
俺は、まるで、まだ生きて眠っているかのように見えてしまう…状態の三人を壁際にもたれ掛かるように寝かせ、とりあえず脈を測っていた。…こんなのアニメや漫画でしか起こらないと思ってた時期が僕にもありました。
天井を見上げ、少し遠い目をすると、この既視感の正体に気づくことができた。
「……あっ、バ○テスか!」
俺は一人で頷きながら納得し、自分のクッキーの仕上げに取りかかった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ