暁 〜小説投稿サイト〜
DQ4TS 導く光の物語(旧題:混沌に導かれし者たち) 五章
五章 導く光の物語
5-21合流
[4/7]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
レが使うのはメラ、ギラ、イオだ。よろしくな」
これには、ブライが応じる。
「ふむ。独学であそこまでの使い手になるとは。やはり、
得
(
え
)
難
(
がた
)
い
才
(
さい
)
じゃの。上級の魔法も、覚えてみる気はあるかの?」
「なんだ?教えてくれんのか?」
「条件はあるがの。マーニャ殿は、補助魔法は好まぬと聞くが。これからは、わしらとも同行する仲間となるのじゃ。自身が必要を感じずとも、全体の視点で見れば、必要となることもあるでな。補助の魔法も、覚えることが条件じゃ」
「必要なら、一応覚えてるんだがな。必要と思わねえと、頭に入らねえんだよな」
「ふむ。ならば、必要と思わせれば良いのじゃな」
「そういうこったな」
「ならば問題無いの。色々と覚えてもらうゆえ、覚悟なされよ」
「なんだよ、ばあさん。熱血かよ」
げんなりした顔をするマーニャを、アリーナとクリフトが励ます。
「随分と気に入られたようだな。まあ、頑張ってくれ」
「ブライ様は、才能ある
方
(
かた
)
をお育てになるのがお好きなのです。決して無理難題は
仰
(
おっしゃ
)
りませんし、その気にさせるのもお上手ですから。大丈夫ですわ」
「なんだ、アリーナはともかく、神官の姉ちゃんまで。知った
風
(
ふう
)
だな。
畑
(
はたけ
)
が違うんじゃねえのか?」
「ブライ様の知識は、
広範
(
こうはん
)
に渡りますから。お使いにはなれませんが、神職の魔法についても、知識だけなら神官長様をも
凌
(
しの
)
ぐと言われるほどですわ。私も、ご指導頂いています」
ミネアも話に加わる。
「そうなのですか。それはぜひとも、ご指導
賜
(
たまわ
)
りたいですね」
「ふむ。
向学心
(
こうがくしん
)
溢
(
あふ
)
れる若者を教え導くのも、老人の
愉
(
たの
)
しみでの。
利
(
り
)
のあることでもあるし、断る理由は無いのう」
「では、よろしくお願いします」
「うむ」
少女も遠慮がちに言う。
「みんな、お勉強するのね。おばあちゃん、わたしにも、教えてくれる?」
ブライが
相好
(
そうごう
)
を
崩
(
くず
)
す。
「おお、おお。
勿論
(
もちろん
)
じゃて。ユウちゃんも、幼いのに感心じゃのう」
クリフトとアリーナが驚愕する。
「ブライ様が……!あのようなお顔は、初めて見ました……!」
「何か、悪い物でも食べたか。パデキアは、もう無いのか?」
「
失敬
(
しっけい
)
な。素直で可愛い子供を前にすれば、こうなるのも当然でありましょう。王子も昔は素直であられましたのに、何がどうしてそのような」
「わかった、わかった。今はそんな場合では無いだろう、またにしてくれ」
「あらあら、まあまあ。ブライさんも王子様も、大変ですのねえ。では、次はあたしですわね。」
トルネコが、
仲裁
(
ちゅうさい
)
も兼ねて割り込む。
「エンドールの武器
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ