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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第20話 機動六課初任務
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リニアレールが走り出して30分ほど。
バルトはふと嫌な感覚を感じた。

「どうしたんですバルトさん?」
「お喋りはそこまでだ。………来るぞ!!」

バルトがそう言った後、いきなりリニアレールが急停車した。

「はやてさん、どうしたんですか!?」
『やられた!!先の線路を破壊された!!一両目と五両目も寸断されてしもうた!!皆、来るで!!』

はやての通信の後、2両目の入り口が破壊され、外からぞろぞろと黒い鎧のバリアアーマーが入ってきた。

「黒の亡霊………」
「やられたわね。リニアレールがこの位置だと救援が来るのに時間がかかるし、線路を破壊されたら逃げようがない………」
「言っても仕方がないわ。1両目が突破された以上、これ以上突破されるわけにはいかないわよティアナ」
「分かってます。加奈さんは3両目の扉の前で守りを私がセンターガード、バルトさんはガードウィングでスバルとギンガさんがフロントアタッカーでお願いします!!」

そんな指示を1から説明している内に、ブラックサレナ目掛けて突進する男がいた。

「バルトさん!!」
「ティアナ!!のんびりと指示してるな!!訓練みたく敵は待ってくれねえぞ!!」

ヴォルフバイルを横なぎに振るい、敵を吹っ飛ばす。

「それにここは広いと言っても車両の中だ!!それを忘れんな!!」
「は、はい!!」

そう言って向かってきた敵をティアナの新デバイス、クロスミラージュで地面に叩き伏せ、脳天に向かって連続で魔力弾を与えた。
いくら弱い攻撃でも一点に集中的に攻撃すれば攻撃は通る。
ティアナの射撃は少しの狂いもなく同じ場所に着弾した。

「凄い………始めてのはずなのに前のデバイスよりも使いやすい………」

そんな驚きを抱きながらも次々に向かってくるブラックサレナに魔力弾を発射するティアナ。
しかし元々の魔力の低さを変えているわけではなく、攻撃が追い付いていかない。

「くっ………!!」
「ティア!!」

そんなティアナにスバルが駆け付け、刃を向けてきたブラックサレナを吹っ飛ばす。

「凄いよマッハキャリバー!!前のデバイスよりもずっと速い!!………リボルバーキャノン!!」

リボルバーナックルのスピナーの回転によって巻き起こる衝撃波をそのまま拳に纏わせ、その拳でブラックサレナを殴りつけた。

「インパクトバンカーより威力は無いけど、これで!!」

インパクトバンカーは一点に魔力を集中して打ちだし、一点に攻撃するのに対し、リボルバーナックルは衝撃波を纏わせ殴りつける。そのため、その衝撃波が広範囲に伝わるのだ。

「スバル、あんた何で!!」
「ティア、こうなるともう混戦でやるしかないよ!!加奈さんの方はギン姉がフォローしてる。バルトさんは
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