第二十五章
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「俺の欲望を言おう」
「それは何かな」
「映司、御前と共に戦い共に生きることだ」
これがだ。アンクの欲望だというのだ。
「同じだがな」
「そうだよ。それって全く同じじゃないか」
「同じだから悪いということもない筈だ」
不敵な感じの笑みをそのままにだ。アンクはオーズに返す。
「ではだ。その欲望をだ」
「適える為にも」
「二人に戻れた記念の闘いに勝つぞ」
アンクは首を少し揺らしてだ。そして言ったのだった。
「いいな」
「よし、それじゃあ」
「スサノオだったな」
アンクはこれまで声がしていたところにだ。顔を上げて問うた。
「話は全てわかった。ガキの記憶がそのまま俺の中に入った」
「ほう、彼と完全に一つになったのだね」
「そうだ。俺達は完全に一つになった」
まさにそうだとだ。アンクはスサノオに言い返す。
「だからだ。貴様のことはわかった」
「では。私がグリードを生み出したこともだね」
「そうだ、全てわかった」
そうしただ。あらゆることがだというのだ。
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