36*外野が邪魔
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では行くぞ!いでよ我が下僕にして我が分身!影人形《クレイ》!!」
彼がそう言うと、小さな魔法陣から黒い影みたいなのがゆっくりと人の形になって現れた。
そして自分はそこで
「罠(トラップ)カード『昇天の黒角笛(ブラックホーン)』!!」
特殊召喚を無効にして、人形を破壊した。
その爽快感から自分はカードを掲げたまま、軽く悦にはいっていた。
と、ここまではいい。
ここまではいいのだが……
「で、だからどうした?」
再び魔法陣から黒い影が発生した。
あれ、もしやこれスライム増殖炉的ななにか?
しかも一体だけではなく、ポコポコポコポコ二体三体……計五体の影人形が。
……戦略的撤退!!
自分は身を翻し、全速力でその場から逃げ出した。
「ふん、無駄だ。追え!!」
するとセブルさんはそう人形達に声をかけると、奴らは一斉にこっちにやってきて、なんかパンチっぽい攻撃をしてきた。
なんとか神速で避けたのだが、なにせ五体分の攻撃である。
マジでギリだった。
しかもそのパンチときたら、ヤケド効果はないが一撃で2メートル近いクレーターを作る威力なのだ。
さらに言うとこいつらは本当に影らしく、蹴っ飛ばそうとしたが全く言って手応えがない。
いやいやいや、マジでないってこれは。
「えぇい!南無三!!」
そう言いながら一護を振るうと、それは流石に効くようなので、人形達をぶった切りまくった。
だがやはり、切った端から新しいのが出て来る出て来る。
マジでこれは八方塞がりか!?
「まだこれだけだと思うな!言っただろう?かけらも残さず貴様を消すと!!」
しかもセブルさん、追い撃ちと言わんばかりに翼を広げ、物理的にありえないとされる黒い光を放つかのように真っ黒い球を胸の前で形勢しだした。
彼がブツブツなにか呟く毎に邪悪なオーラを放つそれはだんだんと大きくなっていく。
……これ積んだ?
いやいやいや!!
まだ何か手はあるはず!!
とにかくあの魔法陣と魔法をどうにかしなければ!
ついでにこの変な人形もってぁぶなっ!!
……そうだ!!
起死回生を賭けて自分はおもいっきり大地を蹴り、空へと跳び上がった。
確か……ここらに…いた!!
「空へと逃げようとも無駄だ!影はどこまでも貴様を追いかける!そしてこれは貴様がお嬢様を泣かした事への我が怒りだぁぁぁ!!」
そうセブルさんは叫びながら、直径が自身の身長の半分くらいに膨れ上がった黒い球を自分に向けて全力投球のフォームを取り始めた。
だが、今ならまだ間に合う!
「うるせー!いい加減話し聞きやがれ!罠(トラップ)カード!『ゴッドバードアタック』!!」
自分はそう叫んだ途端
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