第一幕その四
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ーを救い出してくれたのか」
「自分も落ちるかも知れないのに」
そうしたというのである。絶壁で人を助けるからには自分も落ちるかも知れない。しかし彼はそれでもマリーを救おうとしたのである。
「そうしてくれたのよ」
「そうだったのか」
「マリーを助けてくれたのか」
「それなら」
兵達はマリーの話を聞き終えてまずは。トニオの縄を解きそのうえで暖かい声をかけるのであった。
「御前は仲間だ」
「俺達の仲間だ」
「マリーを助けてくれたんだからな」
「そうですか」
つい今さっきまでえらい剣幕で囲まれていたので今の態度に驚きを隠せないトニオだった。
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