機動戦士ガンダムSEED
0211話
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ウズミの言葉に考え込む。今回の戦いで失ったメギロートは50機程度なので、オーブ側へと追加のメギロートを派遣するのは一先ず考えなくてもいいだろう。それと、以前ゲートでウズミ達に話したようにギャンランドとシーリオンがあればオーブはまず安心だ。それに今回の戦いには出番が無かったが、M1アストレイもそれなりに数が揃ってきている筈。他にもリニアガン・タンク等旧来からの兵器もあるし防衛戦力の心配はいらない筈だ。
「以前話したようにアークエンジェルを旗艦とさせてもらう。それとシャドウミラーからは、俺、レモン、コーネリア、マリュー。それとメギロートを50機程か。……エキドナはギャンランドの艦長として残って貰う事になるな」
連合軍と違ってザフトはパイロットの技量が平均的に高い。今日の戦いのようにメギロート無双……という風には恐らく出来ないだろう。だが、アークエンジェルとクサナギに積み込めるメギロートの量を考えると50機程度がせいぜいの筈だ。もっとも、その大半はM1アストレイの代わりにクサナギに積み込む事になるのだろうが。最初は量産型Wを出す事も考えたのだが、その辺の事情を知らないクルーがアークエンジェルには数多くいるし、クサナギにしても同じだろう。いらない所で不和の種は撒きたくない。
「分かった。ならオーブからはクサナギを出そう。艦長はカガリに任せる。キサカ、カガリを補佐して欲しいのだが構わないか?」
「ウズミ様がそう仰るのならば。ですが本当にカガリを戦場に出してよろしいのですか?」
「構わん」
その一言でウズミの決意の堅さを感じ取ったのだろう。軽く頷いて了承する。元々カガリが家出して明けの砂漠に参加した時にも付き従っていたのだから、良いコンビと言えるのかもしれない。
「ところでクサナギって?」
ムウのそんな疑問に口元に笑みを浮かべながらキサカが答える。
「モルゲンレーテ社製の戦艦で、アークエンジェルの設計母体となった艦だな」
「へぇ、アークエンジェルのねぇ……」
感心したようなムウの声を聞きながら、ウズミへと声を掛ける。
「それで、オーブ側の出撃準備はどのくらいで整う?」
「そうだな、明日1日で何とかしよう。出発は明後日で構わないかね?」
「ああ。こちらは数時間あれば大丈夫だから、そっちに任せる」
「うむ、では早速だがこちらも準備を始めるとしようか」
こうして、俺達は次の戦場である宇宙へと向かう事が決定した。
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