機動戦士ガンダムSEED
0211話
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から出て行く。
原作通りとはいかないかもしれないが……これで戦力は揃ったな。
いや、今日の戦闘を見る限りでは俺達だけで半ば十分な戦力ではあるんだが、かと言ってアスランとジャスティスが敵に回るのも遠慮しておきたい。アスランに関してはキラとカガリに任せておけば大丈夫だろう。シャドウミラーに入る……というのは無いかもしれないが、最終的にはオーブへと所属して貰えるだろうとは思っている。DESTINY的にも。
ウズミの執務室にある来客用のソファへと座り、話を開始する。
「それで今日の戦闘についてだが」
キラ達3人がいなくなったのを確認してから改めてウズミが口を開く。
「連合軍の撃退という意味でなら成功。ただし、最優先目標であったアズラエルには逃げられてしまったがな」
「確かにその点は非常に残念だが、このオーブが戦場にならなかったのだ。これ以上を望んではハウメアに顔向け出来んよ」
「ハウメア?」
俺の隣に座っているコーネリアが物問いげな目をこちらへと向けて来る。
「このオーブの宗教だな。この島の中心部に火山があるだろう? あの火山を女神に見立てたもの、と俺は認識しているが」
「まあ、その認識で構わんよ」
「宗教論議はさておいて……これからどうするよ?」
ムウのその言葉に溜息を吐く。
「今日の戦闘でアズラエルを逃がしてしまったというのが痛いな。おかげでこちらの予定が大幅に狂ってしまった」
今日の戦闘でアズラエルを殺せていれば、後はこちらの思うままに行動が出来ただろう。だが、肝心要のアズラエルを逃がしてしまった。こうなってしまうと、原作通りに事態を動かしていかなければアズラエルがどこでNジャマーキャンセラーの情報を入手してしまうか分かったものではない。
となると……
「ビクトリアは見捨てる、か」
ウズミが重い口調でそう尋ねてくるが、俺はそれに頷くしか出来なかった。
アズラエルの問題が無ければ、連合軍を地球に封じ込めて宇宙ではザフトだけに集中する為にもビクトリア攻略を妨害するというのは有効な一手だったのだ。
「となると、決着は宇宙になるな」
「ウズミ代表の仰る事も分かりますが……連合軍と敵対した以上は拠点をどうします?」
ムウの言葉通り、本来なら宇宙にはヘリオポリスというオーブのコロニーがあったが、俺がこのSEEDの世界へと転移してきた時のゴタゴタで既に崩壊してしまっている。そうなると、既に宇宙に拠点となる施設のない俺達は機体の修理や補給をする為の場所が無い。
ゲートをアークエンジェルに設置する事も考えたのだが、1つの世界に複数のゲートを設置するのはゲート同士が干渉し合って不都合が起きる可能性があるとレモンに止められている。そして何よりも原作通りに事態を動かす
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