反転した世界にて5
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本気汁がとろとろと流れ出してきた頃合いで。翔子は目の前に夢想する拓郎に懇願する。
自慰に使っていない空いた方の手で、布団の下に隠してあるオナバイブを取り出して、ぱっくり開いてと挿入を心待ちにしている割れ目にあてがった。
『ん、いれるね』
「うん、来てぇ……、拓郎のち○ぽぉ……」
実際には拓郎のではない、通販で買っただけの大き目のオナバイブだ。けれど今この時だけは、それは拓郎の一物だ。
ズプズプと、翔子の湿りきった膣が、オナバイブを容易く飲み込んでいく。妄想する拓郎の表情はやはり変わらないけれど、ほっぺたにほんのりと赤みが差していて、このまぐわいに興奮をしてくれているのだ。
「う、ぁぅ……挿入ってきたぁ……」
『動かすね。白上さん』
慣らす必要なんてない。オナバイブで膣をしごくのに、前戯のような助走時間なんて必要ないのだ。
はじめから、一番奥。子宮口に打ち付けるようにして、翔子はオナバイブを激しく出し入れを繰り返す。想像では、翔子は拓郎の折れてしまいそうにな腰元に腕を回して、拓郎のピストン運動を手伝っている。
『好きに動かしていいよ、白上さん』
「うん、うぅっ、 っは……、気持ちいい、気持ちいいよ拓郎っ!」
汗と愛液と本気汁を垂れ流しにしながら、ぐちゃぐちゃになっている翔子の下の口。また、仰け反って枕に押し付けられている翔子の相貌も、下の口と同じくらいに蕩けきっていた。
悲しさ故か気持ちよさ故か。当の本人にも判断できないくらいに混濁する意識の中で。
涙と涎で濡れた表情。快楽に身を任せて緩み切った口端。緩々になった涙腺から、ポロポロと滴を零しながら、翔子は喘ぐ。
『あ。白上さん、もうイキそうなんだね』
「はぇ……、ぃく、もうイクのぉ……たくろぉ……っ!!」
翔子が限界を迎えるまでに、挿入してから一分と経っていない。いまどきの素人処女女子校生の持続時間なんて、こんなものだ。
いつの間にか翔子はオナバイブを握る腕だけではなく、腰までもを使って激しく乱れながら、ラストスパートとばかりに乱暴に、自身の子宮口を苛める。
――否。激しく腰を振っているのも、翔子の子宮口を苛めているのも、それは拓郎なのだ。
愛しい拓郎。可愛い拓郎。妄想の中でだけでもいい、想像するだけで十分、目の前で拓郎が自分のためにエロエロな姿を見せてくれるだけで、翔子は十全に幸せを感じていた。
『ほら、イって。白上さん』
「んんぅっ! いぅっ! イッぐぅうううぅっ!」
下唇を噛み締めながら、翔子は一度目の絶頂を迎える。
快感の荒波と興奮の激流に身を任せながら、最高潮に達する精神の狭間。翔子は拓郎に抱きしめられながら果てる情景を妄想した。
「はぁ……、はぁ……たくろぉ……もっとぉ…
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