行動開始〜
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た心配はないからさ」
「え・・・」
「レコンはリーファのこと・・・まあ、これ以上言うと背後から斬り捨てられかねないから、言わないけどね」
「・・・」
「コウハ君、今何を言おうとしたの?」
「いや?べっつにー」
「?・・・まあいいや。次の狩りが決まったらメールしといて。行けそうだったら参加するからさ、じゃあ、おつかれ!」
「あ、リーファちゃん」
ささっとトレードを済ませてリーファは歩き出す。俺はレコンとリーファを見て軽く笑ってから後を追った・・・
早貴〜
「っ・・・」
鈍い痛みで目が覚めた。辺りを見渡しても見覚えがない。自宅でもなければ病院でもないし、謎の実験室という訳でもなさそうだ。・・・その時だった。
「あ、目が覚めたわね」
「あ・・・」
そうだ・・・俺は・・・わたしは囲まれて・・・
「ええと・・・リズ・・・だよね?」
「ん?そうよ。まあ、こっちでその名前を呼ぶ奴はいないけど」
「ご、ごめん。・・・えっと・・・本名は?」
「別に謝るようなことじゃ・・・まいっか。里香よ、篠崎
里香。アンタとあたしの仲だし、普通に里香でいいわよ」
「うん、わかった。わたしは・・・まあ本名も早貴だけどね・・・一応フルネームで結城 早貴だよ。改めてよろしく、里香」
里香はわたしを見る。
「取りあえず、出来る限りの治療はしてあげたから。服もあたしのを適当に着せたけど・・・サイズ平気?」
・・・ほんとだ。服装が変わってる。サイズは・・・胸廻りが若干余ってるというか・・・なんというか・・・
「・・・ってこんなことしてる場合じゃない!行かないと・・・つっ・・・!?」
ベットから降りた瞬間激痛。里香が慌ててわたしを支える。
「ちょ、無茶しないの!早貴、警察沙汰はダメだったようだし、病院に連れてってないんだから!しばらく安静よ!」
「そういう訳には・・・いかないわよ・・・」
「・・・一体何があったのよ・・・」
「・・・」
わたしは話す。明日奈のこと、須郷のこと、追われている理由を・・・
「・・・何よ、それ」
里香の声が震えていた。
「そんなの・・・最低よ・・・!早貴にこんな怪我させてアスナを・・・」
「里香・・・だから行かないと。わたしがここにいたら里香も危ないよ」
「あのねぇ、あたしが友達を見捨てる程の女に見える?」
「そういう問題じゃないのよ。もし捕まったら里香も何をされるか・・・」
「じゃあ早貴が何をされるか分かっ
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