行動開始〜
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「ん?ああ・・・もしかしてコウハもか?」
「うん。・・・じゃあ兄貴と混線したのかな」
「そうかな・・・まぁ、そうだろうけど。それより・・・亞莎、何だよな」
「はい、そうです」
「・・・やっぱり人間じゃなかったのか?ユイと同じ人の心を持った・・・」
「・・・この世界では同じ扱いでいいでしょう」
「この世界って・・・やっぱり茅場が話してたのは・・・」
「・・・それについてはリアルで話そっか。リーファに聞かせる必要もないしね。・・・ユイのことも後で聞かせてよ」
「二人とも何を話してるの?」
「いや、なんでも」
俺達はその後に競争するように高速で空を飛ぶ。すると明るい光点と塔が見えてきた。
「お、見えてきたな!」
「真ん中の塔の根本に着陸するわよ!・・・って・・・」
リーファの表情が固まった。
「キリトくん、コウハくん・・・ランディングのやりかた解る・・・?」
「・・・俺はさっきので何となく・・・」
俺とリーファはキリトを見る。すでに顔は強ばっていた。
「・・・解りません・・・」
「えーと・・・」
もう塔との距離はあまりない。
「ごめん、もう遅いや。幸運を祈るよ」
「・・・グッドラック」
そう言って俺とリーファは翅を広げて制動をかけながら降下していく。
「そ・・・そんなばかなああぁぁぁーーーーーー」
ビターーン!!
派手な音を聞きながら俺は地面を滑りながら着地する。
「・・・とと、あと一、二回やれば慣れるかな」
数秒後に潰された虫みたいにキリトが落ちてくる。
「うっうっ、ひどいよリーファ・・・飛行恐怖症になるよ」
「くく・・・はははは・・・」
「笑うなよぉ。大体コウハも知ってたなら教えてくれよ!」
「・・・そう言えば君たちって知り合い?仲いいけど・・・」
・・・別に話しても平気かな。
「ああ、キリトと俺はリアルじゃ兄弟なんだよ、こっちが兄貴で俺が弟」
リーファが目を見開く。
「へぇ・・・兄弟なのにバラバラな種族を選んだんだね」
「まあね・・・」
「・・・てかキリト、HP平気か?」
「え・・・うわっ、大分削れたなぁ」
「じゃあ回復してあげるから」
リーファがそう言って何かの単語を呟くと青い雫がキリトに降りかかり、HPが回復する。
「お、すごい。これが魔法か」
「高位の治癒魔法はウンディーネじゃないとなかなか使えないんだけどね。必須スペルだから君達も覚えたほうがいいよ」
「ええと、ケットシーはテイムとか・・・身体強化もあったな」
「そう。視力を強くしたりとか足を速くしたりとか・
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