行動開始〜
[3/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
覚が消え・・・意識を手放した・・・
亮〜
「〜〜〜♪」
「楽しそうですね」
「まあね。ある意味違うけど、自力で飛んだ訳だし・・・にしても、兄貴にも負けないくらい真っ黒だなあ」
いわゆる黒猫だ。・・・何か皮肉を感じる。
「亞莎、反応は?・・・と、いや・・・見えた」
「え・・・まだ距離がありますが・・・」
「ケットシーはどうやら視力がいいみたいでね。こっからでもバッチリだ」
「あ、そう言えば明命も目がよかったですね」
「ああ。アイツはよく城壁の見張りや斥候やったりしてたしね。・・・猫好きだと目がいいのかな?」
「それはないと思いますが・・・」
亞莎が苦笑いを浮かべる。
「・・・しかしまあ、一人を三人がかりか。ゲーム的には不利な方を助けるのがセオリーだよな」
「ふふ、そうかもしれませんね」
遠くで一人の方が一撃を貰い、落下していく。・・・いや、自分から降りてるのか、あれは。
「亞莎、飛ばすぜ!」
「どうぞ!」
俺はスピードを上げ、どんどん近付いて・・・三人のプレイヤーを追い抜き、翅を広げて地面に着地する。・・・思ったより難しいな、着地。
「な、なんだ!?」
三人の方は全身真っ赤な装備・・・サラマンダーだ。
「な、なんなの・・・?」
一方背後にいたのは金髪の少女で・・・この装備は色的にシルフかな?まあ、色は変えれるけど・・・
「・・・どうも、弱気者の味方です。初めまして、サラマンダーの皆さん?」
腰に差してある擬音を握り締める。
「さて、さっそく・・・っ!?」
・・・不意打ちだった。いきなり誰かが森の中から吹っ飛んできて・・・俺を巻き込んで草村の中に突っ込んだ。
「っつー・・・」
「うう、いてて・・・着地がミソだなこれは・・・」
「あのなぁ、着地できないで突っ込んだのかアンタは・・・」
「はは、悪い悪い。よっ」
突っ込んできたのは全身真っ黒な男。翅の色は灰色。・・・スプリガン?
「コウハさん、平気ですか?」
「ああ、何とかな」
ポケットから顔を出した亞莎を見るとスプリガンの男が目を丸くする。
「あれ、君は・・・」
「アーちゃん!それにお兄ちゃんです!」
「へ?」
男のポ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ