第四章 空白期編
第九十五話 『見つめ直す心…復活のエース』
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あまりしないように心がけます。だから! そんな私でもいいなら見守ってください!」
それに一同は「当然だ!」と言わんばかりに頷く。
どうやら全員なのはを受け入れてくれたようだ。
桃子お母さんもなのはを抱きしめている。
他のみんなも色々な表情をしているけどどれもいい顔だ。
もう、なのはの心は大丈夫だろう。
それで私はキャスターに話しかける。
「ありがと、キャスター。なのはの心と向かい合わせてくれて…」
「いえいえ、この程度お安い御用です♪ 久しぶりにいい仕事をしました!」
「キャスターさん、ありがとうございます!」
「なんのなんの♪…さて、それでは私の出番はここまでですね」
キャスターはそれで引き下がっていった。
「なのはにはビックリしてもらったけど、でもまだ驚いてもらいたいのよ」
「シホちゃん…?」
それで私はポケットから修理と改修が終えたレイジングハートを取り出す。
「あ! レイジングハート!」
《マスター。待たせてしまって申し訳ございません。ようやく帰ってこられました》
「うん! うん!…よかった、レイジングハート…」
私はなのはにレイジングハートを渡し、
「なのは、レイジングハートを握りしめて魔術回路を起動してみて…」
「魔術回路を…? なんで…?」
「きっと、なのはは驚くわ」
「う、うん…」
それでなのはは魔術回路を起動した。
それによってレイジングハートから光が溢れなのはを包み込む。
それは特定の人にしか話していなかった事で話していなかったみんなも驚きの声を上げていた。
なのはの魔術回路を通してレイジングハートがなのはの体を治癒しているのだ。
「これって…!?」
「レイジングハートに今まで仕事があって見送っていた魔術式システムを修理がてらにマリーさんに私が頼んでレイジングハートにも了承を得て搭載してもらったのよ。
なのはの治癒魔術がレイジングハートを通して使えるように…」
「シホちゃん…! レイジングハート…!」
《マスター…》
「レイジングハート…」
《あなたが折れない限り、私は絶対にあなたの力になります》
「うん…!」
《そしてマスター。こういうものは前向きな気持ちと気概で乗り越えていけるものです。
私も気休めですが、これからもあなたの体を癒します。そして守り抜きます。
…大丈夫です。マスターの体は必ず快復します。
だって、あなたは不屈の心…レイジングハートのマスターなのですから…。
そしてまたあの約束の空へともに駆けましょう…。
あなたと私でならどこまでも飛んでいけます。そう、マスターが望む限りどこまでも…》
「うん! うん! ありがとう、レイジングハート! 私、リハビリ頑張るから! だからまた一緒に…空を飛ぼう!」
《は
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