第四章 空白期編
第九十五話 『見つめ直す心…復活のエース』
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家族とそしてアルトリアにも賛成してもらった。
それから後は、ユーノとフィアにも連絡をとった。
『うん。なのはのためなら僕は構わないよ』
『なのはさんの勇気をつけるんですね。はい、協力させていただきます、お姉様!』
よし、これであらかた知り合いには話が出来た。
後はマリーさんが仕上げてくれるのを待つだけ。
私も準備をしなくちゃ。
◆◇―――――――――◇◆
それから計画は立って時間と日にちは過ぎていき、
「シホちゃん、どこに連れて行ってくれるの…?」
今日はリハビリ終了後のなのはを車椅子で連れてもうみんなで集まる場所の定番となった月村邸に向かっていった。
「今日はなのはを勇気つけるためにみんなである事を計画していたのよ」
「私を、勇気付ける会…?」
「うん…そのために今日まで準備をしてきたのよ。みんなの協力もしっかりととって…」
それで私達は月村邸に入る。
「なのはちゃん、いらっしゃい!」
『いらっしゃい!』
そこではもう先に集まっていたのかみんながなのはを出迎えてくれた。
それでなのはは驚きの表情をしている。
そうそう、驚いて欲しいのよ。
でも、まだ驚きは終わらないんだから。
なのははみんなに手を引かれて中心へと連れてこられて、
「なのは、みんなで録音したボイスレコーダーだよ」
フェイトが代表してそれを渡す。
それをなのはは、
「聞いていい…?」
「うん…」
それでなのははボイスレコーダーを再生する。
そこには私も含め『なのは、頑張れ!』といった感じの内容のみんなの声が入れられていた。
それを聞きなのはは涙を流す。
「にゃはは…。嬉しくて、涙が止まらないの…これをみんながわざわざ録音してくれたの?」
「そうだよ、なのは。シホの提案でこれを録音したんだ」
「シホちゃんの…?」
それでなのはは車椅子を動かして私の方へと体を向ける。
その顔には感謝の意が込められていた。
「シホちゃん、ありがとう! とっても嬉しいの!」
「よかったわ。喜んでもらって…それと少し今からなのはの心の闇を見つめ直す呪術をキャスターにやってもらうわ」
「私の心の、闇…?」
「ええ。それじゃキャスター、お願いね?」
「わかりました」
キャスターはその手に神宝である玉藻鎮石を出現させた。
「古来より鏡とは人の心の真実を映し出すものと言われています。さぁ、なのは。今からこの鏡をじっと見ていてくださいね?」
「う、うん…」
そしてなのはは鏡をじっと見つめていると次第に鏡が光りだしてそこにはまだ幼かったなのはの一人で部屋の中にいるという光景が映された。
「さぁ、なのは。あなたはこの光景…覚えていますね?
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