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トーゴの異世界無双
第三十三話 物好きな連中っていいもんだな
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カイバとメイムだ。
 メイムはミラニに詰め寄り、どうして話してくれなかったのと責めている。
 ミラニもたじたじの様子だ。
 カイバはカイバで、改変魔法のことを詳しく聞いてきた。
 そういえば、改変魔法はまだ見せてはいなかった。
 ちょうどいいから、持っていたペンを改変して金にしてみた。
 すると、カイバは目の色を変えて、ゴミを集め金変化を要求してきた。
 だから一発殴っておいた。


「ぐほへっ!」


 という気持ちの悪い声を出し沈黙した。
 驚く日だと決めていたヒナも、改変魔法を見てポカンとしていた。
 メイムはメイムで、その改変魔法で、剣を強化してもらった経験のあるミラニに事情を聞いている。
 ミラニは闘悟に、とばっちりだぞと言わんばかりの視線をぶつけてきた。
 しかし、軽く視線を逸らしスルーした。
 日が落ち始めたので、闘悟達は解散することにした。
 決闘よりも、カイバ達への説明の方が疲れた。





 宮殿に帰って来た闘悟は部屋に戻り、いつもの日課である魔法の訓練をした。
 すると、クィルがやって来た。
 何の用かと思って尋ねると、どうやら、ギルバニア王が、闘悟に王の間に来てほしいと言っているとのことだった。
 そこで、闘悟はピンとくる。
 どうやら、今日の決闘を耳に挟んだらしい。


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