暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epic6恐怖!? プールに巣食うは水お化け〜8 of PentacleS〜
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んがフェンリルさんやった。そやけど今のフェンリルさんは魔法も使えんくって、一般人より身体能力が高いだけのただの女の人やってことみたいで・・・。ルシル君もフェンリルさんが召喚されてる間はあんまり魔法が使えんみたい。ルシル君に無茶ばかりさせて申し訳ないなぁなんて謝ったんやけど、
――どの道いつかは試すことになってたんだから、気にしないでいい。はやての為になるんなら良いことだ――
そう言われたらもう何も言えんくなるわけで。そやからお言葉に甘えることにした。
「おーい」
わたしとルシル君とフェンリルさん、3人分の利用料金の支払いから戻って来たルシル君にもう一度「ありがとう」お礼を言う。
「ん? ああ、どういたしまして。料金を払ってきたからもう入ってもいいよ。女子更衣室は向こうだから。はやて、フェンリル。集合場所は更衣室を出た後の合流所だから」
「イエス。マイマスター?」
「うん。また後でな〜」
ルシル君と別れて、わたしとフェンリルさんは女子更衣室へ。更衣室は広々してて、車椅子利用者専用の着脱場所もある。バリアフリー万歳や♪ わたしの乗る車椅子を押すフェンリルさんは女の人からの視線をも独り占め状態。そんなフェンリルさんの手伝いのおかげで、着替えもスムーズに済んだ。わたしは薄いピンク色のフリルワンピースで、フェンリルさんは白いビキニ。どちらもルシル君が用意してくれた物。
――私専用の保管庫に貯蔵されている物を、魔法の力で取り出しているんだ。便利だろ?――
とのことやけど。女の子物の水着って・・・。ルシル君。なんで持っとるんやろ?
「じゃあ車椅子はここに置いて行くことになってるから、プールへは私が抱っこして行くからね」
フェンリルさんにお姫様抱っこされて、プール側へ続く更衣室の出口から出たところで、わいわい騒ぎ声が聞こえてきた。
「なんか騒がしいけど。何かあったのかな?」
「男子更衣室の方からやね。あ、もしかしてルシル君ちゃう? 女の子が男子更衣室に入って来たとかなんとか〜って♪」
「まっさか〜♪」
冗談交じりに笑っとると、「どうしてダメなんですか!」ルシル君の怒声がハッキリ聞こえた。男子更衣室と女子更衣室の合流所に着くと、シャツの胸ん所に高町って書かれた名札を付けたお兄さんが、黒のトランクスタイプの水着を履いたルシル君の上半身を隠すようにタオルを翳しとった。
「ダメも何も下だけ履いて上を着ない――って、男物の水着ってところからしてダメすぎ! ほら。女の子用の水着もレンタルされているから、急いで着替えようね。更衣室は女性の方を使って」
「私が女子更衣室に入ったら犯罪ですから!」
「いやいやいや。おかしいから、その言い分! これ以上お兄さんを困らさないでくれ。そ
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