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IS〈インフィニット・ストラトス〉駆け抜ける者
第12話
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代表候補生も堕ちたものだな!

「不満なら続けて良いんだぞ?」
「泣きを見るのは貴様なのだから、大人しく引けばいいのではないか?」

…………ふぅ。

「やるのか眼帯ぃ!!」
「上等だ貴様ぁ!!」

言い合っている最中にも煙の向こうから攻撃は続いている。お互い回避しながら口喧嘩しているのだ。

『何をやっている!?早く引き上げ…!』
「良いこと思い付いた。あの煙の向こうの邪魔者仕留めた方が勝ちでどうよ?」
「丁度同じ提案をしようとしたところだ」

悪い笑みだなボーデヴィッヒさんよ。ま、俺も相当邪悪な笑みしてるの自覚してるし、お互い様か。

そして、煙が晴れて出てきたのは、

左右反転装備の、白いISを使役する、ボーデヴィッヒさんがって、はい!?

「どう言うことなのよ、コレ!?」
「私に聞くな!」

これは夢か!?ボーデヴィッヒと戦っていたら、ボーデヴィッヒが乱入してきて…!?駄目だ、ワケわかんなくなった。

「まあ要するに…、仕留めちゃえば良いってことで!」

何か白いボーデヴィッヒが怯えてるような感じがするが、気のせいだな。何せ乱入する気概があるくらいなのだから!

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