16話
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請とその報告を処理することになります」
まだよくわかっていない3人にティオが補足説明をする。
「捜査指令と達成報告を支援課の端末から確認して処理してくれるんです。要は報告を端末の導力ネットを通すことで受け付けてくれて、報告処理の手続きをやってくれるんです」
昨日説明しましたと付け加えても3人はそうだったかと反応は薄かったが、ランディが面倒な事務手続きを端末で済ませられるという答えで便利さに納得した。
そして報告の具体的な方法として端末での通信機能を使っての口頭報告や書式の提出で完了だと。
簡単な支援要請や手配魔獣の退治などは口頭で報告すればフランが報告書を作成してくれるし、報告書を出す場合でも手帳の記載を打ち込んでデータとして送れば済む。
二度手間な部分もあるが、多くの事務手続き、報告書の作成はフランが担当することになり、それによって本部まで行く時間の短縮になり、特別手当やランク査定などの報告後の手続きが簡単に行える。
「これで端末から報告していただければ達成となります。そこで新しい支援要請を送りますので」
これらの事務手続きを終えて支援課ビルに戻ると端末に向かって報告を行った。
端末でフランと通信が可能になると補足説明が完了したと項目に完了されたと表記が出ている。
「これで報告が完了されました。これを元に査定や手当が検討されます。結果は後日通知します」
今回は非常に簡単な報告で済んだが、いろいろな手続きをフランに一元化することで数分足らずで済んでしまったことに皆、驚きを隠せなかった。
「本当にあっという間だ」
ランディなどは話すだけで済むことで楽だと喜んだ。
「支援要請が来ていますので送ります」
項目が更新されて観光客からの依頼や市役所の手伝い、手配魔獣の対処が追加された。
ロイドは文面を手帳に書き写していく。
「手が離せなくて通信出来ない時もありますが、任務要請は随時更新しておきます。報告も文書なら送ってもらえば処理します」
フランが通信を切ると最初の任務は簡単なものが多いが、皆は手配魔獣が気になった。
出没地点はジオフロントA区画だということで一昨日、あれだけ掃除したのにまた出てきたのか。
「手配魔獣は遊撃士が退治することが多いそうだけど」
ロイドは少し考えてから皆にこの依頼を受けてみようと提案した。
「一昨日のリベンジか?」
ランディの問いに頷くと理由を説明した。
「あの時はアリオス・マクレインに助けられたけど、ちゃんと準備しておけば撃退できたと思うんだ。初仕事の景気付けの意味でもこれから手配魔獣相手に戦うことになるなら避けて通れないと思うんだ」
この提案は特務支援課の活動範囲を決める極めて重要な提案だった。
ロイドは初仕事
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