第3話 1年1組はとっても良いクラスです
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します。
「あっ、それと最後に………」
そう言って倒れている男の子に近づきました。
「俺達のクラスはバカばっかでさ、友達の為ならどんな痛みでも乗り越えて助けようとする奴らなんだよ。だからな………」
そう言って耳元に顔を近づけます。
「今度手を出したら社会的に抹殺してやる」
何かを言い残して、エローシュ君も教室を出ていきました。
「エローシュ」
下に行くとルーちゃんと上に居なかったクラスメイトがいました。
みんな泥だらけです。
「お疲れ、それで見つかった?」
「これ?」
そう言ってルーちゃんは蒼い宝石を見せました。
「これです!!本当に良かった……………」
真白ちゃんは大事そうに宝石を握りしめてます。
「本当にありがとう」
「気にしないで。それとエローシュ、かっこよかったよ」
そう言ってルーちゃんはエローシュ君の頭を撫でました。
エローシュ君は恥ずかしそうにされるがままになっています。
「だけどすっかり汚れちゃったから、みんなにジュースね」
「鬼ですか!?ルー様!!」
そのやりとりを見てみんなで笑い合いました。
「本当にみなさんありがとうございます!」
真白ちゃんはもう一度、頭を深々と下げ、みんなにお礼を言っています。
「何言ってるんだよ、真白ちゃんもクラスの仲間なんだ。気にすることないよ」
真白ちゃんの頭を撫でながらエローシュ君が言いました。
「さて、相棒が帰ってきたらみんなで帰るか!あっ、それと…………」
そこでエローシュ君が一旦話を切って、
「キャロちゃんかっこ良かったよ。プランに無かったから流石にビックリしたけど………」
「………そうね。キャロのおかげで皆も心が折れずに済んだし………ありがとうキャロ」
夏穂ちゃんがそう言うとみんな私にお礼を言い始めました。
「わ、私はあの人が許せなくて咄嗟にお兄ちゃんならどうするのかなって思って………つい………」
「いいや、上級生にあれだけ負けずに言えたのは凄かったよ。おかげで時間もたっぷりあったし相棒もやりやすかったろ?」
「確かにかなり余裕だった………」
そう言いながらいきなり現れる佐助君。
本当に神出鬼没です………
「さて相棒も来たし………みんな本当にお疲れ!!ミッションコンプリートだ!!」
私、本当にこのクラスの一員になれて良かったです!!
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