第3話 1年1組はとっても良いクラスです
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あっ、おいお前ら!!」
リーダーの男の子の周りに居た男の子達はそう言ってさっさと帰ってしまいました。
「くそっ、1年生のガキにびびりやがって………だが、お前逹覚悟はいいな?もう、泣いて謝っても許さねえぞ!!」
そう言って携帯を取り出したその時でした。
『準備OKだ。』
「………………了解した」
エローシュ君が一人、前に出て、男の子と対峙します。
「さて、もういい加減終わりにするか。これ以上付き合ってもらうのも悪いしな」
いきなりエローシュ君がそんな事を言い始めました。
「何だ?いきなり壊れたか?」
「今、何時だ?」
えっとちょうど4時ですけど……………
「先生の話は聞いてるかい?先輩。今日はこの学校でPTAの会議をするみたいだぜ。ちょうど4時から」
「一体何を言ってるんだ?」
「黙ってな、直ぐに分かる。……………佐助、やってくれ」
『了解。』
そう言うと、教室にあるスピーカーから音が流れ始めました。
『くははははははは、ざまあみろ!!これで証拠も無くなった!!俺がそこの女をいじめた証拠は完全になくなったんだよ!!ほらどうする?どうやって俺のやったことだって証明する?お前らの負けだよ!!』
「何だこれ!?」
放送でさっきの話が流れて来ました。
「これなーんだ?」
そう言って取り出したのは何かの機械です。
あれって………
「もしかして盗聴器?」
「キャロちゃん正解」
なんでそんなものが……………
「しかし、こいつは本当にバカだったな!!好き勝手にペラペラ話してくれたおかげで証拠はバッチリ取れた。いい仕事だぜ相棒!!」
『これくらい問題ない………』
放送を流してるのは佐助君か!!
「さて、もうお前に逃げ場はないぜ。俺達以外に先生もあんたの親もこれを聞いてるだろうな」
「くうううう…………」
「精々大好きな親への言い訳を考えておくんだな。お馬鹿さんな先輩」
「くそおおおおおおおお!!」
相手は怒りに身を任せてエローシュ君に殴りかかって来ました!!
「エローシュ君!!」
だけど、その拳はエローシュ君に届く事はありませんでした。
「ぐあっ!!」
夏穂ちゃんが自分より大きい相手をぶん投げていました。
「私、家が合気道の道場やってるのよ。アンタみたいな屑野郎をぶちのめす為にね」
夏穂ちゃん言葉遣いが……………
「サンキュー夏穂。さて、俺達はクソでバカな先輩が投げた真白ちゃんの大事なものを取りに行きますか」
「でも、宝石は……………」
投げ捨てられちゃって……………
「問題無いさ。取り敢えず下に行こうぜ」
そう言ってエローシュ君はみんなに下へ行くように指示を出
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