第3話 1年1組はとっても良いクラスです
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!俺がそこの女をいじめた証拠は完全になくなったんだよ!!ほらどうする?どうやって俺のやったことだって証明する?ガキンチョ?」
大笑いしながら大輝と呼ばれた男の子は言いました。
「狂ったか?俺達以外にも証人はいるんだぞ?」
「お前たちこそ甘い!俺の親はPTAの役員だ。それも上位のな。このクラスの先生含め、誰も俺に逆らえない!!」
そ、そんな!!
私は夏穂ちゃん達が確保している先生を見ると、夏穂ちゃんたちが止めているのを振り切って、教室から出ていました。
「さて、形勢逆転だな。どうする?全員で土下座したら今回の言いがかりを無かった事にしてやってもいいぜ?俺の母ちゃん容赦無いからな………覚悟しておけよ?………まあそこのクソガキ以外は許してやってもいいぜ」
エローシュ君を指さして言いました。
悔しい………何でこんな人に土下座なんて………
みんなもとても悔しそうです。
エローシュ君、どうするの?
「おい、どうした?せっかくチャンスを上げてるのに、不意にするつもりか?」
勝ち誇った顔でみんなに言います。
お兄ちゃん…………お兄ちゃんならこんな時どうするのかな………?
『俺は家族の為なら例え全てを敵に回しても戦う!!』
かつてお兄ちゃんの言っていた言葉を思い出しました。
そうだ、私だって友達の為に………
お兄ちゃん達にも迷惑を掛けるかもしれないけどごめんなさい………
「おいどうするんだよ!!!いい加減にしないと全員しめるぞ!!」
「謝るもんか………」
「ああ?」
「謝るもんか!!私は絶対に謝りません!!あなたみたいな人は大っ嫌いです!!!」
そんな私の大きな声に相手おろか、私のクラスのみんなも驚いています。
「ああ!?良いのか?お前だけで無く家族にも迷惑をかけることに………」
「私のお兄ちゃんお姉ちゃんは絶対に味方になってくれます。だって私のお兄ちゃんは家族の為なら全てを敵に回しても戦う人ですから!!それに………」
そう言って私はお腹に大きく息を吸い込んで………
「友達の為に戦えない弱虫には絶対になりたくないです!!!!」
そうしっかりと宣言した。
「………全く、大人しい子と思ってたけど怒ると凄いわね………だけど私は大好きよ」
そう言ってくれたのは夏穂ちゃん。
私の隣に来て、肩に手を当てました。
「そ、そうだ!!僕も友達の為に!!」
「私も!!」
「僕も!!」
私の叫びに皆が賛同してくれます。
「みんな………」
真白ちゃん、私達はあなたの味方ですよ………!!
「だ、大輝君、ヤバイんじゃない………?」
「お、俺今日用事あるからこれで!!」
「僕も!!」
「あ、待って!!僕も行く!!」
「
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