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有栖キャロの小学校物語
第3話 1年1組はとっても良いクラスです
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ローシュ君が立っています。

「先生ごめん、今から大事な話があるんだ。少し時間を貸してくれ」

いつもとは違う雰囲気のエローシュ君に私とルーちゃんは驚いてます。

「みんな聞いてくれ!!さっきの昼休みに俺達クラスの仲間、真白ちゃんが上級生の男の子5人組相手にいじめにあっていた。その時真白ちゃんの大切なものがその男5人組に取られた。これは俺たち1年1組に対しての宣戦布告だ!!俺は断じてクラスの仲間をいじめたやつを許せない!!だからみんな、俺と真白ちゃんに協力してくれ!!」

エローシュ君はみんなに頭を下げてお願いしています。
何かいつもと雰囲気が一転して同一人物か疑う程です。

エローシュ君の偽物………?

「気持ちは分かるけどエローシュよ。いつもはふざけてばっかのエローシュだけど友達の事になると真面目になるのよ」
「「へえ………」」

私とルーちゃんは夏穂ちゃんに説明されて一応納得しましたが、まだ信じられません………

「………何水臭いこと言ってるんだよ」
「そうだぜ、同じエロ紳士同盟の仲じゃないか」
「それにエローシュ君に振り回されるのはいつものことだしね」
「私もこのクラスのためなら力を貸すよ!」

男の子も女の子もみんな賛同します。
こんなにエローシュ君は信頼されているんだ…………

本当にただのエッチな変態さんじゃなかった。

「ありがとう、みんな。…………それじゃあ次の休み時間に作戦を………」

「いいわよ、このまま続けなさい」
「先生!?」
「本当は私が行きたいくらいだけど、あなた達が行くって言うなら私はそっちを尊重するわ。思いっきりやりなさい!後のことは全部先生に任せてね」
「ありがとう先生、大好きだ!!」

そう先生に言って、再びみんなの方へ向く。

「さあ、みんな、作戦会議を始めよう」

エローシュ君による作戦会議が始まった…………





放課後…………

今、私達は4年3組の前にいます。
人数はクラスの半分の男の子と女の子。

先生にお願いして、帰りの会を短縮。
4年3組が終わるよりも速く、こっちに来て待ち伏せています。

『勝負はあっちの担任が職員室に戻る前までに話をつけて、返してもらう。』

これが今回の作戦目的です。
佐助くんの調べだと、宝石を奪った男の子の親がPTAの役員らしく、しかもモンスターペアレントらしいです。
PTAとモンスターペアレントは意味が分かりませんが、エローシュ君と夏穂ちゃん、先生に佐助くんは険しい顔つきになっていました。
何か良くない要因なんだと思います。

「よし終わったぞ!」

4年3組のクラスの中が騒がしくなってきました。
どうやら帰りの会が終わったようです。

「よし、
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