第2話 学校案内、そしてレクリエーションです
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だ。
「ルーちゃん、有栖ちゃんがどこにいるか分からない?」
「ううん、キャロって私よりは足は速くないんだけど………」
まだあの二人にはバレていない。
距離ももう少し。このまま進めば……………
「ん?ダンボール?」
「結構汚い…………」
「えっ!?どれ?」
何でエローシュ君と小岩井君が反応するの!?
これじゃあバレちゃう!!
「……………怪しい」
ルーちゃんがそう言って近づいてくる。
こうなったないちかばちか……………
「……………それ!」
サッと立ち上がって、かぶってたダンボールをルーちゃんに投げました。
「くっ…………」
ルーちゃんも動きが少し止まりました。
「しまった!!」
もう遅いです!!
千歳ちゃんの距離だったら、捕まる前に泥棒を逃がせます!!
「私達の………勝ちです!!」
そう言いながら一番近くにいたエローシュ君にタッチしました。
「どろけい、警察チームの勝ち〜!!」
「「「「「「「「「「イェ〜イ!!」」」」」」」」」」
ううっ、負けてしまいました…………
あの後、決死の思いで泥棒を逃がしたのですが、半数以上が千歳ちゃんとルーちゃんの前に逮捕。
逃げたみんなも帰ってきた警察に逮捕されて、直ぐに全員捕まってしまいました。
私ですか?
疲れていた上に、ルーちゃんに追いかけられたら勝てません…………
キーンコーンカーンコーン…………
「は〜い、チャイムがなったのでここまで。教室に帰って、帰りの会するわよ」
「「「「「「「「「「は〜い!」」」」」」」」」」
みんなが反応して下駄箱に向かいます。
「あ〜、ちくしょう。有栖ちゃんのおかげで逃げられたのに………」
「夏穂のバカ体力には驚く」
「うるさいわね、別にいいじゃない………」
確かに千歳ちゃんはルーちゃんに負けないくらいの速さでみんなを捕まえていました。
「それにしても2人は運動得意なのね」
「そうだな、それに有栖ちゃんのダンボールにはマジでビックリしたぜ!」
「僕も驚いた………」
「私も…………」
「えへへ、お姉ちゃんのゲームを見て、思い出したんだ。それと私の事はキャロでいいよ」
「そうか、なら俺は「エローシュ」そうエローシュで………って佐助!!」
「もう諦めろ」
「そうね、佐助の言うとおりかも」
「そんな現実みとめねえ!!そんな幻想俺がぶち壊してやる!!」
「うん無理」
「無理」
「無理だね」
「無理ですね」
「くそ…………みんな大嫌いだぁ〜!!」
泣きながらどこかへ走って行ってしまいました。
「いいんですかね?」
「いいのよいつ
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