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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第二十四話】
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……相変わらず、彼氏が居ないのがおかしいぐらい可愛いよな、未来は。
――俺が知る限りでは、未来に彼氏が居るとは聞いたことがない。
好きな人は居るらしいが――。
俺ではないことは確かだ、理由は未来の女友達に俺の事を――『ただの幼なじみ』――と、言っていたのを偶然聞いてしまったからだが。
――まぁ、幼なじみがそう言っている以上は……な。
未来が世話を妬いてるのは幼なじみとして俺を放っておけないのだろう。
そんな昔の事を、少し思い出していると、未来が――。
「……作りすぎた……よね?」
――と、表情が暗くなるのに気付いて。
「む、昔から俺がいっぱい食べるの知ってるだろ? ……だからそんな表情するなよな」
「あ……。 う、うん……」
――うーん、何か少しいつもの未来とは違うな。
「どうした? いつもの未来らしくないぞ??」
そう言い、ポンポンと優しく未来の頭を撫でると――。
「ば、バカ……。 子供扱いしないでよ……」
――またバカと言われた、まぁ確かにバカなんだけどな、俺は。
「ん……とね? 何か……こうやってヒルトの世話するの久しぶりだなぁ……って思っちゃったら嬉しくてね。 えへへ♪」
「そうだな……、二月からずっと会えなかったもんな」
「そうだよ! ……まさかヒルトがISを起動させてニュースになるなんて思ってなかったから」
――それに関しては同意見だな。
あれを触らなければ、今頃未来と同じ私立だったが――。
そういや、未来も日本政府から偉い人が来て、直接代表候補生として選ばれてたんだよな。
何で辞退したんだろうか…。
「――あ、ご飯冷えちゃうから食べていいよ?」
「お、おぅ…。いただきます」
――疑問はまた今度聞くかな。
色々未来自身にも事情あるかもだしな、これが。
今は作ってくれたこれを平らげないとな。
そう思い、箸を取ってバクバクと食べ始めた――。
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