暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン VIRUS
アッシュとルーク
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
うに戦闘態勢に入る。すると今まで数十メートル先にいたアッシュとルークがものすごい速さで迫ってくる。そしてアッシュはゲツガに、ルークはリクヤに向けて先ほどリクヤがしたときと同じような色のライトを剣に帯びさせながら叫んだ。

「「双牙斬!!」」

 二人の剣は上段から切り下ろされる。ゲツガはそれを回避して攻撃に移ろうとするがリクヤが叫んだ。

「ゲツガ、まだスキルは終わってない!」

 その叫びに身体を制すると剣先を目で追う。確かにリクヤの言う通りソードスキルの光はまだ消えておらず、ものすごい勢いで斬り上げられてくる。ゲツガはそれを何とかかわして距離を取る。しかし、今まで見たことのない動きだから予測がつきにくい。

「こいつら厄介だな……リクヤが言わなきゃ相当痛い目にあってたな、こりゃ……」

 ゲツガは背中に嫌な汗が流れるのを感じる。これは相当気を引き締めなければならない、いや最悪の場合ウィルスの力を使ってこいつら二人を叩き伏せるしかない。しかし、この二人が人間と同じ姿をしているため少し気が引ける。

「ユカ!俺とリクヤのサポートしながら行動パターンの把握、それか癖を探してくれ!そしたら俺が指示を出す!!」

「わかったわ!」

「何かゲツガってアスナと違った指揮官ってタイプじゃん!」

「それはどうも!!」

 そして、ゲツガはアッシュと、リクヤはルークとの戦闘が始まった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 ゲツガとリクヤはアッシュとルークに突撃する。ゲツガはまずアッシュに向けて剣をアッパーの要領で斬りあげる。それを後ろに飛んで避けられると素早く腕を放して逆の手で掴み叩きつけるように斬り下ろす。それも避けられ、今度はアッシュが攻撃をしてこようとするがユカの支援で攻撃に移れずにアッシュは離れた。

「ユカの援護って案外正確で安心できるな」

 そんなことを呟きいてアッシュとの距離をじわじわと縮めようと走る。しかし、近づくにつれてアッシュが何か言っているのに気付く。

「鋭召来!!」

 そう言っている。リクヤならこの意味を知っているだろうがゲツガにはこの意味がまったくわからない。しかし、このまま何もしないのも癪なのでゲツガは逆手持ちの剣を後ろまで大きく仰け反らせる。

 すると、剣がライトグリーンの光を纏う。リバシーブル・ドラグナーは衝撃付きの横一線の攻撃だが床に叩きつけるようにして衝撃波をアッシュに食らわせようとしたが、アッシュはジャンプして避けるとそのままゲツガに向けて突っ込んで来る。

「列波掌!!」

 アッシュは腕を赤く光らせると何かを放ってくる。

「衝撃波!?」

 相当な速さで飛んでくる衝撃波を切り伏せる。すると、すでにアッシュは目の前にまで来てい
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ