体育祭 準備 序章
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「というか、最近絵を描いてないな」
唐突に俺が言うと、武山と桐山が
「うちら書いてるしーな」
「あんたは書いてないけどな」
と罵声を浴びせてくる
「うざいわ!」
「嫌々ながらも姫野は快感を得てますね渡海君」
「そうだな、桐村」
「ちょ、ち、ちげぇし!」
慌てて否定するが、もう遅い
「えーーー姫野部長変態やーー!」
「さいてーーーー」
武山と桐山が叫び始め、それにのって桐村達が暴れだす
「姫野変態伝説」
「気持ち悪い」
もう俺のヒットポイントはゼロだよ!
そうこう言ってると、凄く久々に美術部の顧問がやってきた
「えー皆さん席についてください」
顧問が言うと皆が席に座ると思いきや、桐村は立ち上がって
「なんのようですか!」
と叫ぶ。いやだからそれを言うために皆を座らせたんだろうが
少しは察する事もできないのがこの脳筋が!
「えーとですね。もうすぐ体育祭がありますよね?」
「え?ああ。そうですね」
そういって桐村が席に座る。そういや今年は体育祭がなぜか五月の下旬に開催される
らしい。理由はよく知らん
まぁそのおかげで五月から授業が消えて、体育祭と部活だけになってくれた
マジパラダイス!!体育祭サイコー!
「えーとですね。体育祭ですね。新しい種目があるそうでですね」
「はっきり喋ってください」
桐村がいらつきながら顧問に文句を言う
「えーと。ですね、実は部活対抗バトルがありましてですね」
え?え?なにそれ?みたいな感じに皆がなり始め先生に集中する
「それに美術部も強制参加だそうなんです」
「いやっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
桐村が雄叫びをあげる。こいつは運動が好きだからな、足が痛くなかったらサッカー部に
いただろう。渡海はそんなに喜んでいないが
「で?で?なにをするん?」
桐村は興奮気味に先生に話しかける
「えーと、確か、借り物障害物リレーですね」
「「「は?」」」
何だそれは?何かくっついてるだろ!分けろよ
「ではここに紙を置いておきますので、適当にお願いします」
そういって先生はすぐに去っていった
「(やる気ないよなーあの先生)」
なーんて思っていると皆が、(主に桐村が)紙を持ってきて
「よっしゃー楽しそうやな」
「メンバー八人までやって」
そういって栗田が笑う。あれ?栗田?
「ああああ!忘れてた!」
突然叫ぶから皆に怖い目で見られた
「す、すみません」
そういや栗田を忘れてた。まぁいいか
「んで八人だれが出るの?」
栗田が聞くと、武山が即
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