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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第二十三話】
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ンッ!と出席簿で織斑先生が頭を叩いた。


「織斑先生と呼べ」

「……はい、織斑先生」


 ――なーる、学園側の保護と言うより、織斑先生が保護したのだろう。

 あの転校生、織斑先生の事を千冬姉って言ってたし、家族で間違いはないだろう。


「え……?織斑くんってあの千冬様の弟……?」

「それなら、男でISを使えるっていうのも、納得かなぁ……」

「ああっ、いいなぁっ。代わってほしいなぁっ」


 ――織斑先生と姉妹になりたいって意味だろうか?

 まあいいや、とりあえず転校生がやって来た、男子生徒が増えたことにより少しは気が楽になるって事だな、俺が。

 そんな風に気軽に思いながら、俺は欠伸をした……。
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