暁 〜小説投稿サイト〜
トーゴの異世界無双
第二十九話 クズがしそうなことだな
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
てわけだ。
 闘悟は顔色一つ変えず、視線だけ立会人に送る。
 闘悟の視線に気づき微笑する。
 どうやら、最初から仕組まれてる決闘だったわけだ。
 まあ、転入生と知ってて、何の説明も無しにチョーカーを渡すような奴だし、仕方無いかな。
 それにしても、立会人の奴、正々堂々とはよく言ったものだな。
 どっちもただのクズだなこりゃ。


「いいか? 世の中はな、決まっているんだよ」
「何がだ?」
「生まれたその時に、貴族か貴族でないかで、人生が決まっているんだ」


 また、変なこと言い出したぞコイツ。
 というか、早く始まらねえの?
 もう結構時間経ってるんだけど? 


「そして、貴族の中でも高位か低位か、権力がまるで違う。もちろん才能もだ。分かるか平民?」


 まだ続くの? 


「はぁ、だから何が言いてえんだよお前」
「つまりは、貴様はここで死ぬ運命だということだ!」


 その時、パンッと破裂音が鳴り響いた。
 ようやく、決闘が始まった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ