第二十九話 クズがしそうなことだな
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てわけだ。
闘悟は顔色一つ変えず、視線だけ立会人に送る。
闘悟の視線に気づき微笑する。
どうやら、最初から仕組まれてる決闘だったわけだ。
まあ、転入生と知ってて、何の説明も無しにチョーカーを渡すような奴だし、仕方無いかな。
それにしても、立会人の奴、正々堂々とはよく言ったものだな。
どっちもただのクズだなこりゃ。
「いいか? 世の中はな、決まっているんだよ」
「何がだ?」
「生まれたその時に、貴族か貴族でないかで、人生が決まっているんだ」
また、変なこと言い出したぞコイツ。
というか、早く始まらねえの?
もう結構時間経ってるんだけど?
「そして、貴族の中でも高位か低位か、権力がまるで違う。もちろん才能もだ。分かるか平民?」
まだ続くの?
「はぁ、だから何が言いてえんだよお前」
「つまりは、貴様はここで死ぬ運命だということだ!」
その時、パンッと破裂音が鳴り響いた。
ようやく、決闘が始まった。
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