第6話
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――――長い沈黙のなか、ウィシャルはゆっくりと口を開いた。「クルスニク……?どういうことだよ!」
「どういうこと?言ったまんまだ、お前の名はウィシャル・ウィル・クルスニク…そして、俺はディアック・ウィル・クルスニクだ。俺とお前は同じ血が通っていて、尚且つクルスニク一族の末裔なんだ!」
「な、なんだと……?」「ほいほいほい!そんなの後でいいだろ。」アルヴィンがピリピリした空気を静めた。
そしてウィシャル達は、ミラの故郷ともいうべき地、二・アケリアに到着した、ミラが二・アケリアに着いた途端に村の住人が両手を合わせゆっくりとお祈りをし始めた、ウィシャル達はそれに驚きつつ、ミラの社に到着した、
「すまないが、ウィシャルとアルヴィン、世精石という四大の力がある石を並べてくれないか、」ミラがそう言うとウィシャルとアルヴィンは、ミラの言う通りに世精石を並べた、
そしてミラは自身の前に魔方陣を作り世精石に力を与えた、だがそれも虚しく、世精石はバラバラに砕けてしまった…「っつ…やはり無理か…」そう言うとミラはなにかを決心したかのように立ち上がり「四大の力を取り戻す!イル・ファンに向かうぞ!」そう言うとミラは準備をするため部屋を出たアルヴィンとジュードも追いかけるように部屋を後にした。社に残ったのはウィシャルとディアック。ウィシャルが口を開いた、「なぁ、俺たちがクルスニク一族ってどういうことだよ、なんで、あんな昔の一族の血が通ってんだよ!」「俺たちの祖先がクルスニク一族なんだよ、そろそろ理解したらどうだ、」「わかってたまるか!俺は…俺はウィシャルだ!!」ウィシャルは、剣を構えるのではなく抜刀の体勢に入った、「……やる気か…だったら容赦しない…」
剣を構えて微動だにしない二人、そしてその均衡はすぐ破れた。「魔神連牙斬!!」ディアックの振るった剣の衝撃波がウィシャルに襲い掛かった、「当たるかよ!」ウィシャルは真上に跳ぶと速度を速め、姿を消した、「絶影!!」ディアックの真上からウィシャルの剣が落ちてきた、そして、それが見事にディアックを捉えた「ぐっ!まだ!!襲爪雷斬!!」「ぐわぁぁ!!!」ウィシャルはまともに攻撃をくらい大きなダメージを負った、「ふっ……お前はまだまだ弱いな、」ディアックが剣をしまおうとしたその時、ウィシャルがディアック向けて力を溜めた一撃を放った「うぉぉぉぉ!!覇道滅封!!!」ウィシャルの剣先から放たれた一刀がディアックを直撃した。「ぐわぁぁぁ!!!」「はぁ、はぁ、俺は……!」「ぐっ!なんて力だ…くそが…!」「ち、ちょっと二人とも!どうしたの!?その傷!?」ジュード達が準備を終え戻った途端声を荒げた。「なんでもねぇよ、心配すんなって、」「とりあえず、今は警備が固い、今はイラート間道を通って遠回りするしかねぇな」
そして、ウィシャル達は、遠回
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