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八条学園怪異譚
第二十六話 植物園その五
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来たいわね」
「お昼にね」
 暗がりの中の薔薇達を見ながら話す、まずは薔薇の園が二人を魅了した。
 水辺、湖のほとりを意識した場所では菖蒲や菫、百合を見る。温室の中の温度や湿度の調整をしてそれで咲かせているのだ。
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