第26話
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、幅跳びの応用で、かなりの速度と距離で飛ぶことができるシステム外スキル、≪フライ≫だ
「ま、にあえぇぇぇええ!!」
黒印を抜きつつ接近していく。俺の横にはキリト、アスナがスキルの動作をとりつつ走っている
幸い、プレイヤーの体力はイエローにとどまっている
「ハァアアァ!!」
「やああぁぁぁ!」
「う、おぉおおぉぉぉ!」
三人の掛け声とともにスキルが放たれる
その攻撃はプレイヤーを囲むモンスターを一層する程の威力をもってモンスターを葬った
「あ、あの…ありがとうございます――」
黒印を納めながら座り込んでしまった女性プレイヤーに手を差し出す
「大丈夫ですか?」
俺のてを掴んで立ち上がる
「はい…すいません、助けていただいて」
その女性は防具武器共に中々のプレイヤーだったがソロで狩りをするには心もとない
「でも、どうしてソロでこんなところに?」
アスナが尋ねる
「いえ、さっきまでコビン、あっ、旦那と一緒だったんですけどはぐれちゃって…。結婚式費用を稼ごうと思って」
どうやら2人組だったようだがはぐれたようだ
・・・・・・・?結婚式?
「結婚式?」
キリトがあたりにモンスターがいないことを確認して尋ねた
「あ、はい。つい先日分かったクエストで、結婚式があげられるんですよ」
「おぉー。そりゃ興味深い。アルゴの情報といい結婚関係多いな…っと、おめでとうございます」
「ありがとうございます…。じゃあ、そろそろ行かないと心配させちゃうので」
そういって一礼し転移結晶を取り出して街へと帰って行った
「…っと俺らも帰るか」
何気なく呟いたのだがキリトとアスナに猛反対された
どうやら、まだ早いらしい。なにが早いのか聞いてみたのだが、てきとうにはぐらかされてしまった
なので、その後も攻略を続け、結局迷宮区まで着いた・・・・・
余談だが俺のレベルが121に上がったのだった
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