無印編!
お前の考えなどお見通しだ
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のはに言ってからちょっとだけヤミに手伝ってもらい、急いでアリサたちのもとへ急いだため、あまり合流するのには時間はかからなかった。
「でも、みんなはムカつかないの?」
「そりゃ俺もムカつくさ。小一んときからの友達が未だに頼りきってないんだぞ?」
おい慎吾?お前は本当に慎吾か?まともなこと言いやがって・・・。
「陽龍はいつまでたってもそのキャラぶれねーよな!」
「でも、やっぱり心配なのに代わりないさ」
俺の言葉にアリサは少し俯く。
「・・・やっぱりさ、友達として、ちょっとでもいいから頼って欲しいのよ・・・」
「だろうな。俺らン中でもアリサは特に心配性だからな」
「だね♪アリサが思ってるように、その気持ちは私たちも持ってる。だから」
「一人で抱え込まないで、みんなで支えあって、助け合おう。そうすれば問題ないさ」
「あ、陽龍くん!それ私がずっと言おうと思ってたのに!」
「ふっふっふ!甘い。甘いのだよすずか!昨日の夜に放送していた相談コーナーに投稿された「一年生の頃からの友達がなにか困ってるんですけど、私たちは頼ってもらえないんです。どうすればいいですか?」っていう現在小学三年生のT村Sかさんの質問くらいあっまぁぁぁぁい!!」
「〜〜〜〜〜〜っ!なんで陽龍くんが知ってるの!?」
「ふはははは♪お前の考えなんかお見通しなのだよ!」
「いやーーーーー!」
俺の言葉にすずかは顔を真っ赤にすめて両手で顔を隠す。
「あ、あれってやっぱすずかだったんだ」
「美愛ちゃんも見てたの!?」
「うん。おにぃが「美愛美愛!今から面白いもんが見れると思うぞ!」ってめっちゃ興奮しながら言ってたから一緒に見てたんだよ」
「なんで陽龍くんが知っている!?
だから言ってんじゃん。お前の考えなどお見通しだってな♪
「あ、あはは♪」
「もー!笑うなんてひどいよ、アリサちゃん〜」
「あはは♪ご、ほめんごめん!気にしないで、すずか」
「あ、そういえばたまたま!その番組を録画したんだが、見るか?」
「今すぐけしてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
そして最初のどんよりとした空気は消え去り、いつものほのぼのとした空気がそこにはあった。
・・・ただ、ひとり欠けているが。
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