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銀河鉄道物語 リリカルな異世界[地球]
2部
新たな世界
時を超えた真実
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いたわよ。」
「ごめんごめん。って絵里。なんでいるんだよ。」
彼女は中林絵里。
GT学園でずっと同じクラスだった友達。
でもSDF希望ではなかったはず。
「どうしてここにいるのか分からない。って顔してるわよ。」
「ごめん。絵里の言った通りのこと考えていたから。」
「そうなんだ。」
よく見ると絵里は車掌服を着てA855と書かれた腕章を付けていた。
「見ての通りこの列車の車掌になったの。どう?似合ってる?」
学生時代にも同じ感じの着てたから見慣れちゃった。
でもここは期待に応えて。
「似合ってるよ。一人前の車掌って感じ。」
「そうでしょ。」
「ところでこの列車は運命(ディスティニー)に行くのでしょ。くれぐれも気を付けて。」
時空管理局の領域に進入するこの列車は安全とは言い難い。
銀河鉄道の全列車はシールドがあるため少しの攻撃は耐えることができる。
だが本隊の攻撃をくらえば人溜まりもない。
「大丈夫よ。私もここで交代だから。」
絵里の近くには大きな鞄が置いてあった。
「そう。それでは降りますか。」
私は絵里と一緒に列車を降りた。
雰囲気としてはデレクトゥス分岐点に似ている。
それにしても厄介な職場だ。
旧銀河鉄道に唯一乗り換えることが出来る場所。
つまり危険度はかなり高い。
たまに999(スリーナイン)が地球に向かうためにここを使用する。
それ以外はお互いの領域には踏み込んだりはしない。
何故ならば互いの主張を崩さなければいいのだが、主張を崩した場合はどうするかは区域担当が対処することになっており殺されても文句は言えない。
「そう言えばここの技術者の中にあれがいるらしいよ。」
「あれってまさか!」
「そう。(ナスカ)が。」
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