第6話 自由
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『俺と共に戦え!!!』
「「「「「「「………!?」」」」」」」
エルザはその声を聞いた時思った。
「(もう後戻りはできない。)」
エルザは牢を見渡した。
そこにいる誰もが呆然とした中で、エルザは煙の中にいる男の声に続くように言った。
「ここにいても、」
エルザは言った。
「逃げようとしても、」
自分の心の中の事を全てを。
「奴等に従っていても、」
ここにいる全員に。
「自由は手に入らない。」
叫んで言った。
「もう!戦うしかない!!!」
自由を勝ち取るため、彼女は叫んだ!!!
「自由の為に!立ち上がれぇぇぇぇぇぇ!!!」
オォオォオォオォオォオォオォオォオォッ!!!!!!
「そうだぁ!戦うんだぁ!自由のために!」
「武器を取れぇ!!!自由のために!」
「俺達の自由のために!!!」
「「「「「「「戦うんだぁ!!!」」」」」」」
オォオォオォオォオォオォ!!!!
奴隷達は咆哮した。
自由を勝ち取るために。
『……。』
煙の中の男が何か呟いた時、強い風が吹き、白い煙が晴れた。
ぶわあぁぁぁぁぁ!!!
「っ!?」
私は顔を腕で隠した。
そして、強い風がふいているなか、男は叫んだ。
カシャン!
『自由のために!!!』
オォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォ!!!!!
そして、さっきの倍近い程の咆哮が聞こえてきた。
私は風が吹き止んだ後、男の方を見た。
そこには……
『いくぞぉ!!!』
『ガアァァァァァァァァッ!!!』
オォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォオォ!!!!
腰まである髪に赤い鎧に身をつつみ、手には大きな鎌とうちわみたいな武器を持ち、その後ろには男と同じ目を持った赤い色の体毛と9つの尻尾を持った巨大な『獣』がいた。
「ひっ!?ば、化け物だ!?」
牢の中にいた神官や外にいた神官達は化け物がでたと騒ぎだした。
しかし、私や私の周りにいる人達はその獣を恐れなかった。
逆に、その男と同じような安心感を持った。
そう思っていると、男は9つの尻尾を持つ獣の頭にのり、神官達が集まっている洞窟の方へ突っ込んでいった。
ドスドスッ!ドスドスッ! ドスドスッ!
「きたぞ!!魔法を撃ちまくれ!」
「くらいやがれ!」
「くたばれぇ!」
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
しかし、その攻撃は全くも無意味だった。
『ガアァァァァァァァァッ!』
ド
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