暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
12話:竜巻と赤き鳥と秘めたる思い
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けるつもりはなく、足を動かす速さをそのままに装置へと向かう。
その途中で装置が光りだした。俺はその中へと入る。するとそこに走ってきたなのはが飛び込んできた。
「なのは、君まで…!」
「ごめんなさい!高町なのは、指示を無視して勝手な行動をとります!」
顔だけこちらに向けたユーノに合図として頷く。すぐにユーノは正面を向き、手で印を刻む。
「あの子の結界内へ、転送!」
その声と共に、俺となのはは光に包まれた。
「守りたいものの為に…か……」
二人が地上へ向かって転送されてから、すぐにリンディはそうつぶやいた。
彼が、士がした叫びは、アースラに乗る者にとってはとても心に響くものだった。リンディにも、勿論クロノにも。
「彼には…何もかも負けているような気がします。実力に至っても、秘めたる思いも…」
「そうね…」
クロノはそう言いながら、転送され下へ落ちていく二人の映像を見る。
そんな中、一人だけ疑問を抱いたものがいた。
「そういえば……士って、空飛べたっけ?」
「「え…?」」
ユーノの呟きを聞いたリンディとクロノは、短く言葉を発した。
白い雲の間を抜けながら、俺達は背中を下にまっすぐ落ちていく。
「これがスカイダイビングする人の感覚かぁ…なんか…いい……」
「つ、士君!そんな事言ってる場合じゃないの!士君、このままじゃ落ちちゃうよ!?」
気持ちよくつぶやく俺に、なのはは慌てた様子で話してくる。
「はぁ?俺が落ちる?もう落ちてるじゃねぇか、俺もお前も」
「そうじゃなくて!士君空飛べないんだから…」
「空を飛べない?何をバカな事を」
「ふぇ!?」
なのはの心配事はそれか。まぁ、今まで空を飛んでいるところを見せた事がないから仕様がないか。
「まぁ、俺の事はいいから。まずは自分の心配をしろ」
「で、でも…!」
「いいから。ディケイドの可能性、見くびっては困る!トリス、セットアップ!」
〈 All right. Set up 〉
手首にあったトリスは光を放ちながら俺の腰の当たりにやってくる。そして光が消えたとき、そこにはいつものディケイドライバーがあった。
「さぁ、行くぜ。変身!」
〈 KAMEN RIDE・DECADE 〉
そしてカードを挿入し、バックルを回す。いつも音声と共に、俺の姿はディケイドへと変わる。
「風は空に、星は天に。輝く光はこの腕に。不屈の心はこの胸に!レイジングハート、セーットアーップ!」
〈 Stand by. Ready 〉
なのはもレイジングハートを起動させ、バリアジャケットを展開
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