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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第十三話】
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ガション、ガション、ガション。
軽快な音を鳴り響かせながらも、俺はアリーナの往復をひたすら続けていた。
「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
打鉄自体に重さは感じないが、身体を動かしての訓練の為、俺は既に息が上がっていた。
「お兄ちゃん!残り一往復だよっ!頑張って!!」
「はぁっ…はぁっ…くっ!」
最後の力を振り絞り、歩みを続けていく。
ガション、ガション――アリーナ内には俺が歩行する音以外は聴こえない ――。
「くぅっ…これでラスト…!」
アリーナの壁をタッチ――それと同時に前のめりで俺は倒れた。
「お、お兄ちゃん!?大丈夫!?」
慌てて飛んできた妹を、俺は身体を起こして見上げる。
「はぁっ…はぁっ…時間はかかったが…何とかこなしたぞ…っ。基礎中の基礎だけどな…」
「うん……うん……!お兄ちゃん、お疲れ様っ!!」
見上げた美冬の目にはうっすら涙が見える。
「美冬…明日もよろしくな?……IS返して戻ろうか」
「そ、そうだね。じゃあ私は向こうのロッカーで着替えるからっ」
美冬はそう言うと、俺が着替えた反対側のロッカーへと飛んでいった――。
さて、いまいち空の飛べる感覚を掴めない俺は階段使って戻るかな、これが。
しかし、浮遊感は少しはあるのだが何故俺は飛べないのだろうか。
うまくイメージ出来ないからかな……。
背中に羽根がはえたとか足の裏からロケットの炎を出す感じとか……。
出したことないからまったくわからんが……。
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