第四章 空白期編
第九十四話 『堕ちるエース』
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は喋らないで…体に悪いよ」
「…うん。ごめんね…」
それでなのはは鎮静剤も効いているようで眠りについた。
シホはなのはの頭を撫でながら、
「…これからはなのはの努力次第だわ。また飛べるようになれるにはリハビリを一生懸命しなければいけない」
シホの言葉に、
「そうですね。ですがなのはは不屈の心を持っています。だからきっと…大丈夫です」
「うん。なのははきっとまた人懐こい笑みを浮かべて元気な姿を見せてくれると思う…今はそう信じるしかない」
オリヴィエとユーノがそう答える。
「…でも、シホの不安は当たっちゃったね。なのははやっぱり無理をため込んでいたんだね…」
「あぁ。あれだけ砲撃魔法を連発してしかもカートリッジを使用しまくっていたからな。やっぱ無理が祟ったんだな…」
フェイトとヴィータがなのはの無茶を指摘する。
「今後、なのはは復帰できるか分からないけどもし復帰したら今まで以上に大切に扱っていかないといけないわね」
「そうですね、お姉様。なのはさんは無茶が過ぎますから…。
レイジングハートも一回オーバーホールして修理するそうですし…」
そこにシホの携帯に電話がかかってきた。
誰だろうとスクリーンを確認すると相手はすずかだった。
「…そういえば、すずか達をほっぽりだして駆け付けたんだったわね」
それでシホは電話に出る。
『もしもし、シホちゃん…?』
「もしもし。ごめんね、すずか。急にいなくなっちゃって…」
『ううん、大丈夫だよ。だけどなのはちゃんになにかあったの…?』
「えぇ。落ち着いて聞いてね?」
『うん…』
「なのはは任務で瀕死の重傷を負って入院となっちゃったのよ…」
『なのはちゃんが!?』
『シホ、それって本当!?』
『なのはは大丈夫なの!?』
そこに一緒に聞いていたのだろうアリサとアリシアが割り込んできた。
「えぇ。今なのはは鎮静剤で眠りについているわ。命には別状はないから安心して…」
『そう…。シホ、今からそっちに向かうわ。すずかの家にある転送ポートでそちらにすぐいくから! ついでにはやても一緒に連れていくわ』
「わかったわ」
それからしばらくしてすずかとアリサ、アリシア、はやてが駆け付けてくれた。
病室の扉が開いて、
「なのは!」
「なのはちゃん!」
「なのは、大丈夫!?」
「なのはちゃん、大丈夫か!?」
「四人とも、しーっ!」
フェイトの言葉で四人は思わず口をつぐむ。
「今は寝ているから静かにね?」
『はい…』
「でも、なのはがこんな姿になっちゃうなんて…そりゃ怪我がする事はあるだろうと覚悟していたけど…」
「うん。やっぱり危険は付き物だったね…」
「なのはちゃんはもとから無茶はしてたからなぁ
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