第四章 空白期編
第九十四話 『堕ちるエース』
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の前では報告を聞いたフェイト達や桃子お母さん達が来ていた。
「シホさん、大丈夫だった…?」
「はい。リンディさん。もう襲ってくるものはありませんでした。それよりなのはを応急処置としてアヴァロンを使って治療をしましたが経過はどうですか…?」
「まだ手術中だからなんとも言えません。ですがこのままだともしかしたら二度と飛べなくなってしまうかもしれません…」
「そんな…! なのはが飛べなくなるなんて…」
フェイトがショックを受ける。
それは他のみんなも同様で苦悶の表情をする。
「なのはは…治るんでしょうか?」
「士郎さん…」
「シホちゃんにもだけどですがなのはには辛い事ややりたくない事はしてほしくないんです。
それはなのはは自分でこの道に進みましたが、やはり私達の娘なんです。
だからいつも心配はつきません。だからもしなのはがこれで終わりだと言うならば私達はなのはにこの仕事を諦めてもらう所存です」
「…はい。わかりました。
ですがそれはなのはさん次第ですからなのはさんの言うことも聞いてあげてください。
この道に誘った私達からはこれくらいまでしか言えませんから…」
「わかりました…。なのはの言う事を尊重させます」
「士郎お父さん…すみません、私がもっと早くなのはのところに到着していればこんな事には…」
「いや、シホちゃんはちゃんとなのはの助けになってくれたよ。ありがとう」
「はい…」
それから手術室のランプは消えて医師がでてきた。
「先生、どうですか…?」
「はい、一命は取り留めましたが元からの無茶もあったのでしょう。かなり体に過労が溜まっていました。
今までの事も踏まえて無茶のある魔法の行使をし過ぎたのも一つの原因でしょう。
ですからかなりの時間をかけてリハビリをしない限りは復帰は難しいでしょう」
それでみんなは今までのなのはの行動を思い出す。
常に全力全開で手加減をしないで純粋魔力砲を撃ちまくっていたような、だと。
「そうですか。わかりました。ありがとうございます」
それで医師は出ていき、代わりになのはが病室に運ばれていった。
それをフェイトやユーノ、ヴィータ、オリヴィエが追いかけていった。
シホはその場に残り、
「やっぱりあれは無茶の連続だったのね。カートリッジもまだ未成熟の体には悪いものだと思うし…」
「そうですね。お姉様はカートリッジを使っていませんから正解でしたね」
「そうね、フィア」
◆◇―――――――――◇◆
それからなのははすぐに入院となった。
病室のベッドで体に包帯を巻かれた姿は痛々しいという言葉以外に見当たらない。
「…フェイト、ちゃん…ごめんね。私、無茶をしちゃっていたみたいなの…」
「うん、わかった。だからなのは、今
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ