第四章 空白期編
第九十四話 『堕ちるエース』
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母さん達が待ってる。だから…」
そんな事を二人で話し合っているときだった。
《マスター! アンノウン反応です!》
「ヴィータちゃん!」
「わかってる! 構えろ、なのは!」
「オリヴィエさん、お願い!」
「はい!」
なのはとヴィータはデバイスを構えて、オリヴィエは実体化して拳を構えた。
そして前方から謎の機械の群れが現れる。
「レイジングハート、あの機械はなにかわかる?」
《すみません、アンノウンです…》
「そう…ヴィータちゃん、気をつけていこうね!」
「ああ、前衛は任せろ!」
そう言ってヴィータが前進して機械の群れに突っ込んでいく。
なのはもレイジングハートを構えて、
「いくよ、レイジングハート!」
《Yes, My master. Accel shooter set!》
周囲にアクセルシューターをいくつも展開。
二年前より訓練により操作できる数が増えたのでかなりの量が待機されている。
「シュートッ!」
放たれたアクセルシューターは機械の群れに向かっていくが…、
それは当たる前に掻き消えた。
「え!? 魔法が消えちゃった!」
「うわっ!?」
ヴィータが勢いに負けてこちらへと吹き飛ばされてくる。
「ヴィータちゃん、大丈夫!?」
「あ、ああ。だけど魔法は少し効かないみてーだ。直接叩くのは通じているみたいだが…」
「二人共、下がって! 聖王…鉄槌砲!」
オリヴィエの攻撃によって機械の群れは少し減る。
「どうやら英霊の攻撃は大丈夫のようですね。蹴散らします! なのはとヴィータは私の後ろで援護を!」
「わかりました!」
「わかった!」
「いきます! はあぁぁぁーーー!!」
オリヴィエの攻撃によって次々と破壊されていく機械の群れ。
これで安心かとなのはは思ったが突如として地面のそこから機械の群れが出現してなのはとヴィータを囲んだ。
「!? アクセル…!」
シンッ…。
なのはが魔法を使用しようとするが発動はしなかった。
「なにかのフィールドか!? なのはは下がってろ、魔法が使えない今のお前は“ただ”の人のようだ!」
ヴィータが機械の群れを殲滅しようとするがヴィータも動きをなにかの力で阻害されてしまってあんまり動きはよくない。
そして魔法が使えない以上脱出できないなのははその場から動くことができない。
なのはは恐怖を覚える。
(私は、魔法を使えないとただの人と変わらないんだ!)
そんな当たり前のことも今まで分かっていなかったなんて私は…!
シホならこんな状況でもなにか打開できる方法を思いつくのだろうが…。
しかし、なのははただ焦りに駆られる。
そうしている間にも機械の群れからなにかビームのような
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