第四章
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ろぼろに崩れた。
そのあと、自分がどうしたのか分からない。我に返った時、ぐずぐず鼻をならしている私の頭を、河童がぽんぽん撫でてくれていた。そして、しがみついてた私の指を、そっと肩からはがした。
「早く。親父さん、帰ってきたんだろ」
「待ってよ!…こんなの、渡されたって…」
私は…
「私、あなたの名前、聞いてない…」
彼はそっと門を閉めて、桜島大根が入った袋を前カゴに投げ込んで、振り返った。そして眉をちょっと上げて笑った。
「紺野、匠だ」
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