迷宮区
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「せやっ!」
場所は変わって現在は七十四層迷宮区の最上部近く、シオンたちは今まさにデモニッシュ・サーバメントと戦っている真っ最中である。
「アスナ、スイッチ!」
「了解!」
シオンはデモニッシュ・サーバメントの体制を崩し、アスナとスイッチ。そしてアスナは“スター・スプラッシュ”を決め、さらに相手のHPを減少させる。
「キリト君、スイッチいくよ!」
「お、おう!」
キリトはアスナとスイッチするとすかさず“バーチカル・スクエア”を放ち、相手の攻撃をかわすと更に反撃の一撃を決めると、頭蓋骨は宙を舞い、残った体は消えていった。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
三人がしばらく進むと、妖気漂う大きな扉にたどり着いた。
「ねえ、これってやっぱり・・・」
「多分そうだろうな・・・ボスの部屋だ」
「相変わらずでかい扉だよな〜」
アスナがキリトのコートの袖を掴むと、
「どうする?覗くだけ覗いてみる?」
「確かにここまで来て帰るってのもな〜。どうするキリト?」
「ボスモンスターはその守護する部屋からは絶対に出ない。だから大丈夫・・・多分・・・」
自信無さそうな語尾に二人は呆れた表情で応じる。
一応、転移結晶を用意するとキリトは扉に手をかけた。
「いいな・・・開けるぞ・・・」
「いつでも・・・」
キリトがゆっくりと力を込めると、扉は重たい音をあげながら開いていく。やがて、開ききった扉はずしんという衝撃と共に止まった。
中は暗く、部屋の奥まで見ることができない。シオンは静かに自分の剣の柄に手をかけた。
「・・・・・」
更に奥へと進もうとしたその時、部屋の両側から青白い炎が燃え上がった。その炎は徐々に広がりやがて部屋全体を囲むように辺りを照らした。
こうしてみると部屋の広さがよく分かる。
「き、キリト君!シオン君!あれ!」
アスナが指差した方を見ると二人は驚愕した。そこにいたのは、巨大な姿をしたフロアボスだった。ガッチリとした筋肉、部屋の炎よりも濃い深く青い肌、そして山羊のような頭。
その姿を一言で言うなら、そう・・・。
「悪魔だ・・」
シオンは思わずそう呟いた。
モンスターのカーソルを見ると《The Gleameyes》と、書かれていた。
「“輝く目”って、“青い悪魔”の間違いだろコレ・・・」
シオンは引きつった顔で言った。
その直後、轟くような雄叫びを上げたフロアボスは地響きを立てながら猛スピードでこちらに向かってきた。
「うわあああああ!」
「きゃあああああ!」
キリトとアスナは同時に悲鳴を上げ、くるり
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