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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
第一巻
【第三話】
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れが俺の運命だったのだろう――やるからにはやらねばならないかな、これが。
「え、えっと、有坂くん。わからない所は授業が終わってから放課後教えてあげますから、頑張って?ね?ねっ?」
山田先生が両手をぐっと握って詰め寄ってくる。
当たり前だが身長が俺より小さいから誰もが必然的に上目使いになる。
「は、はい。じゃあ放課後によろしくお願いします」
簡素だが、それだけを言うと俺は席に着席する。
それを見た織斑先生も、教室の端に戻っていった。
「ほ、放課後……放課後に二人きりの教師と生徒……。あっ!だ、ダメですよ、有坂くん。先生、強引にされると弱いんですから……それに私、男の人は初めてで……」
放課後に教師と生徒の二人きり――。
い、いかん…思春期の男子にそんなシチュエーショ――。
ガスッ!!
「ぎゃっ!?」
「は、はいっ!?」
「…有坂、授業中に変な声を出すな」
山田先生は驚き、織斑先生は呆れながら此方に振り向き、そのまま戻っていった。
「す、すみません……」
弁慶に蹴りを入れられた――。
犯人は隣の席の我が妹、めちゃくちゃ痛くて悶絶しそうだ――。
「山田先生、授業の続きを」
「は、はいっ!」
織斑先生の一声で慌てて教壇に戻る山田先生――だが途中で見事にこけた。
「うー、いたたた……」
大丈夫かな、山田先生……。
その後、授業が再開されたのだがやはりついていけなかった……。
先行きが不安になるな、これが。
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