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魔法少女リリカルなのはA's The Awakening
第五話
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竜二たちが魔力蒐集を開始してからしばらくしたある日のこと。竜二とアスカは直人に呼び出されてバイクにまたがり、とある広場にやってきていた。
「して、なんで俺はこんなところにいるんだろうか」
「……呼び出しに応じたからでしょう?」
「うむ。ならもう一つ。なら、なぜここでヤツらはこんなことをしているときに呼び出したのか」
「……さぁ……見せたかったのかもしれませんね」
彼が言ったのは、なのはやフェイトたちと戦闘訓練を行っている直人に対してだろう。
「うむ……して、俺はここに何をしに来たのだろうか」
「それは知りません」
「うむ、俺もわからん」
「何ですかそれは……」
直人が彼に伝えたのは、時間と場所、そして「話がある」とだけ。全く何も聞かされないままここに来ていたのだ。
「しかしまぁ、直人のヤツもなかなかやるなぁ。前から大口叩いてるだけはあるってか」
「確かに。相手が小学生とはいえ、スピードタイプと砲台相手にあんなにうまく逃げ回るなんてのはなかなかなものですよね」
「ああ。まぁそれを言ってしまうと、あれだけのスピードの中でお互いの動きをほぼ完璧に把握し合えてるあの二人もすごいんやけどな。しかし……」
竜二は直人の姿を見て、呆れ果てた様子でつぶやいた。
「二挺拳銃で日本刀ってだけで一部から危ない目を向けられるのに、全身黒ずくめでチェーンだらけとかなんなの?混ざりすぎてて笑えないんですけど」
「それ、あの姿をする主が言います?」
「俺はええねん。普通やこんなん」
「おぉう……あれを普通とか普通の意味を辞書で調べてもらえませんかね」
「どういう意味やそれコルァ」
あまりにも潔い発言に、アスカも少し呆れた様子。
ちなみに竜二は、直人が魔法を使えることは先程の彼の発言のとおり、その経緯は除いて本人から聞いていた。それについては、なのはとフェイトが魔法を使えること、そしてなのは達と知り合いであることからある程度は察したのだろう。
しばらくすると、なのはたちがギブアップしたのか、ゆっくりと降りてくる。
「お疲れ、三人とも。なかなかええもん見せてもらったで」
「あ、先輩。お待たせして申し訳ないです」
「かまへんかまへん。で、話ってのはこの娘らもおって大丈夫なんか?」
「ええ。むしろ話があるってのは口実でして……ね」
「……ほう、なんやヤる気かワレ?」
ニヤついか直人を見て竜二にスイッチが入る。あれだけ見せられて黙ってはいられない性分なのだろう。
「ええ。俺と先輩、サシで一回模擬戦お願いできますかね?」
「OK上等。後悔すんなや?」
「ちょっと待った」
「あん?」
あっさり受けた竜二だが、そこで横槍が入った。
「直人、民間人への魔法攻撃は
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