暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
無印編 破壊者、魔法と出会う
11話:響け、鬼の魂
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所がわかったら現地に向かってもらいます」
「「はい」」
「怪人が見つかったら士君にね」
「うぃっす」
それから数日。結果からいうとなのははジュエルシードを一個封印するのに成功。組織絡みになると以前より行動が楽らしい。
かくいう俺はというと――――
「はぁあ!」
「ガァァ!?」
「ふっ、そこ!」
「グゥ!?」
目の前にいる怪人達を斬りつける。
アースラの官制から指示を受け、向かった先には怪人達の群れという状況だった。さすがに驚くが、すぐに変身し対応する。
「くっそ、邪魔なんだよ!」
〈 Gun mode 〉
「はぁぁ!」
「「「ガアァァ!?」」」
ライドブッカーをソードモードからガンモードへ切り替え周りに群がる怪人達へ放つ。怪人達は火花を散らし地に倒れる。
「まだまだぁ!!」
それでも俺に襲い掛かる怪人達に蹴りやパンチを与え、弾丸を放つ。
「やっぱりすごいね彼は」
「あぁ。あれでまだ力を隠しているのだから恐ろしい限りだよ」
アースラの一室で士の戦闘を見るクロノと一人の女性、エイミィ・リミエッタがそう会話する。
「彼が着るスーツはだいたいAクラスの魔力で構成されてる。相当な攻撃じゃないと彼に傷ひとつつけられないよ」
「それまた恐ろしい事実だ」
映像の先で拳を振るう士。だが途中でその映像にノイズが入り始める。
「どうしたんだ?」
「あれ?何だろ。システムは通常に作動して……まさか通信妨害!?」
「何でそんなものが!?」
「私だってわかんないよ〜!?」
そうこうしている間にもノイズは広がり、完全に士の姿は見られなくなった。
「くっ、邪魔だっちゅうの!」
襲い来る怪人達をなぎはらう。だが、いくら斬っても何処からかわいてくるこいつらに、いい加減飽きてくる。
「くそっ、きりがない…!」
その時、
「―――――ぁ…ぅ…―――」
「――――ェ………ィ…―――」
「っ!今誰かの声が……誰かいるのか!?」
声が聞こえた方向をみると、群がる怪人達の隙間から、また別の場所で群がる怪人達を見つける。
俺はそれと同時にそこを目指して押し進める。
「くっ、このままじゃ…!」
「マズいよフェイト…倒しても倒しても…!」
怪人達が取り囲む中心には、サイズフォームのバルディッシュを持つ黒衣の魔導師、フェイトと、人間状態のアルフがいる。
取り囲む怪人達には二人の攻撃は通っているが、完全に倒せる程のダメージが通っていない為、倒れても再び立ち上がっての繰り返しだった。
「はぁあ
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