機動戦士ガンダムSEED
0205話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いる。ブラックリベリオン後の混乱もようやく一段落してきたらしいので、その情報収集とギルフォードとの情報交換の為だ。
原作ではブラックリベリオン後はギアス響団を追うのに集中していたのか、ギルフォードとは全く連絡を取っていなかったコーネリアだが、俺の目の前でスポーツドリンクを飲んでいるコーネリアはギアスの情報をある程度知っている為にギルフォードに自分の無事を知らせる程度の気遣いはしているらしい。
ちなみに、今の会話でも分かるようにコーネリアの乗機はラピエサージュになっている。本来ラピエサージュはレモンの機体でコーネリアにはヴァイスセイヴァーを使って貰っていたのだが、KMFでの近接戦闘が多かったコーネリアにしてみると武装が射撃武器のみというヴァイスセイヴァーは使いにくい機体だったらしく、近接武装のマグナム・ビークのあるラピエサージュに乗る事になった。レモンにしてもどちらかと言えば射撃の方が得意なので特に問題無く機体交換は完了した。
「じゃあ、俺はもう行くが……量産型Wでも呼ぶか?」
「いや、それには及ばない。私も少し休むとしよう。今夜は家に戻ってくるんだろう?」
「ああ」
「ならマリューと共に料理でもして待っている。では、な」
軽くキスをして、去っていくコーネリア。
……そう、今のコーネリアの台詞でも分かる通り、現在俺とレモン、コーネリア、マリューの3人は同じ家で暮らしていたりする。マリューがこっちに引っ越してくるのをいい機会として、大きめの屋敷に4人全員で住む事になったのだ。大きめの屋敷で部屋がまだそれなりの数空いているのは、俺がまたどこかで他の女を引っかけてくると思っているから……ではないと思いたい。
オーブへと転移してウズミの下へと到着すると、既にそこには先日の会議で一緒だったメンバーが揃っていた。チラリとキラの方へと視線を向けるが、どうやらまだ決断は出来ていないらしく眼を逸らされる。
その様子に苦笑しながらも、ウズミへと話しかけた。
「パナマが落とされたと聞いたが?」
「アクセル君の言う通りの展開になってな。軌道上から何らかの兵器を降下させたらしい」
「グングニールだな」
俺の言葉にキサカが頷く。
「EMP攻撃により連合軍の電子機器を使った兵器は全滅。また、降伏を申し出た連合軍の兵士もその殆どが殺されたようだ」
「アラスカの意趣返し、か」
ぽつりとムウが呟いた。ナチュラルを見下しているコーディネーターにしてみれば、自分よりも下の相手に地球に展開していたザフト軍の殆どを殺されたアラスカでの出来事が許せないのだろう。
「アラスカで地球にいたザフトは戦力の大部分を失い、地球軍もまた今回のパナマでその主力を失う、か」
「失った戦力自体は連合、ザフト共に同じくらいだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ