第八章
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「アクセルは彼がなるよ」
「照井っていう刑事さんだな」
「そう。僕達のライダーは二人なんだ」
「成程ね」
左達のライダーのこともわかった。そうしてだった。
今度は後藤がだ。左とフィリップに問うたのだった。
「それであんた達は探偵だったよな」
「そうだ。それが俺達の仕事は」
「普段は風都で探偵をしているんだ」
「じゃあその依頼主は誰なんだ?」
後藤が問うのはこのことだった。
「依頼主がいるのは聞いたが」
「黒衣の青年だ」
左がだ。彼だと答えた。
「あいつに頼まれた。この街に来てあんた達を助けて欲しいとな」
「それが今回の僕達への依頼なんだ」
「もっとも俺達は仮面ライダーだ。それならだ」
「最初からここに来るつもりだったよ」
「依頼されるまでもないということですね」
エリカがそのことを聞いてこう言った。
「そういうことですね」
「そうなる。じゃあな」
「亜樹子ちゃんと照井さんが来てからね」
「詳しく話そう」
「それでいいかな」
「はい、ではそういうことで」
エリカは事務的に二人の言葉を受けてだ。彼女の席でコーヒーを口に含んだ。そしてだった。
程なくしてその照井竜と鳴海亜樹子も店に来た。そのうえでだった。
四人はその依頼、この街に来た理由を火野達に話した。その中でだ。
亜樹子がだ。自分の席、照井と向かい合って座る二人用の席からだ。こう火野達に言ったのである。
「で、ここにそのエターナルっていうライダーとグリードの親玉がおるんや」
「そしてそのグリードの親玉が」
「そや、スサノオや」
まさにそのスサノオだとだ。亜樹子は火野の問いに答える。
「そう黒衣の青年がうち等に話したんや」
「成程。黒衣の青年のことも知ってるけれど」
「エターナルのことは知らんかったやろ」
「あの戦いにも俺は参加したけれどね」
実はそうなのだ。火野はあの時のタワーの戦いにも参戦しているのだ。
だがそれでもだとだ。彼は亜樹子に話すのだった。
「それでも。エターナルのことになると」
「あまり知らんかったんやな」
「うん。けれどこの街に来たってことは」
「そうだ。奴は確かに死んだ」
ここでだ。照井が口を開いた。
「しかし俺達こちら側にいる仮面ライダーがそうである様にだ」
「あちら側のライダーもまた」
「そうだ。何度死んでも甦るのだ」
そうなるというのだ。
「スサノオの力によってな」
「俺達が黒衣の青年の力で甦るのと共に」
「その通りだ。だから奴もこの街に来ている」
「そしてその他にも」
「グリードの総勢がいる」
この街にだ。そうだというのだ。
「この戦い、尋常なものじゃない」
「それをどうするのかだよな」
伊達が言ってだ。そしてなのだった。
彼等はそのま
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