第七章
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「これまでにも色々な組織や種族があっただろ」
「ドーパメントとかですか」
「火野君がちょこっと戦ったな」
ここで火野も見て話す伊達だった。
「連中とは」
「ネバーとかいう連中ですけれど」
「ああ、そこは少し違ったか?」
「ええ、それは」
「そうだったか。まあとにかくな」
そのドーパメントのことをだ。伊達はあらためて話すのだった。
「結構味に五月蝿い御仁だからな」
「ええ、それなら」
「泣くまで待とうか」
伊達は徳川家康の一言も出すのだった。
「向こうが出て来るのをな」
「とりあえずはそうしますか」
「それがいいんじゃないのかい?じゃあ何時何処にスサノオが出て来るかわかるか?」
後藤に問われるとだった。火野も後藤もだ。
首を捻りだ。こう言ったのだった。
「いえ、それはとても」
「発見器があっても?」
「だろ?結構連中の動きってのは突拍子もないんだよ」
火野はそこに伊達の読みも見た。その伊達はだ。
さらにだ。こんなことを言ってきたのだった。
「だからまあ。お茶でも飲んで探すか」
「ああ、それじゃあな」
「喫茶店にでも入って」
こうしてだった。彼等は。
紅茶やコーヒーを飲みながら待つことにした。知世子のその店にだ。
実際に様々なものを頼みだ。そうしてだった。
コーヒーや紅茶を飲みながら。そのうえでだった。敵を待っていた。
そうしているとだ。暫くしてだった。
店に誰かが来た。それは。
「あれっ、君達は」
「ああ、あんたか」
左翔太郎、それにフィリップだった。その二人が店に来たのだ。
その二人にだ。火野は怪訝な顔になって問い返した。
「どうしてここに?風都から出て来たみたいだけれど」
「依頼で来た」
「それでなんだ」
二人はこう火野に答える。そのうえでだ。
左はカウンター、火野の隣に座りだ。知世子にコーヒーを頼んだ。そしてそのコーヒーを待つ間にだ。火野に対してこう話したのである。
「この街に来て。戦って欲しいとな」
「戦って欲しい」
「これで大体わかるな」
「うん、わかるよ」
火野は左のその言葉に眉を少し顰めさせそのうえでだった。彼に答えたのである。
「スサノオだね」
「おそらくな。奴が動いている」
「俺もそう感じてこの街に戻って来たけれど」
「俺とフィリップだけじゃない」
「この街に来たのは」
「あいつも来た」
左はその鋭くさせた目で言った。
「照井もだ」
「それにうちの所長もね」
フィリップも左に話してきた。
「後で二人でここに来ると思うよ」
「そっちも来られる人は全員来たんだね」
「といっても四人だけだけれどね」
フィリップは空いている席、二人用のそこに座ってそれで紅茶を頼んで飲んでいる。
「ここに来
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