追想〜迷う彼と踏み込む彼女〜
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女は俺のスマホを受け取ると手早く操作した。小さなポーチの中で彼女の携帯が鳴る。
「都合が悪くなったらこの番号に電話ちょうだいねぇ、名前教えてよ」
おっといかん、こんなに喋っていたのに名乗ってすらいなかった。彼女の話に夢中になっていたようだ。
「俺の名前は壺井凌太郎」
「壺井君ね、登録完了!じゃね、また日曜!」
そう言って彼女は立ち去っていった。あれ、名前なんだっけ?
「マズったな・・・・・・名前聞いてない」
少し考えてから名前の欄に、『アーモンド』と入れた。
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